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屋上のゆっくり ●寒さとの戦いの続きですが、特に前作を読む必要はありません。 ●現代物です。 お兄さんは悩んでいました。 先日の大型冷蔵庫によるゆっくり軟禁実験は予想外に短期間でゆっくり達が自滅してしまったため、暇が余ってしまったのです。 ゆっくりが自滅する様を見るのは、大変楽しいとはいえ、今少し長く楽しみたい。 与えた環境が過酷過ぎたなら、少々緩和してみようと。 「ゆっくりだすんだぜー!」 「わからないよー。」 「むきゅー。」 やいのやいのと騒ぐゆっくり達。 今回はペットショップで買って来た餌用ゆっくり(三匹セット200円) 小動物用に子ゆっくりサイズで成長が止まる加工がされているものを屋上の高架水槽のフロアに離します。 「さて、君達にはここで暮らしてもらいます。」 周囲はビューという風の音がなり響く、ゆっくり達にとって、過酷な環境です。 強い風はゆっくり出来ない音を出しますし、体を冷やします。 最悪、飾りが飛びかねません。 「むきゅー、かぜさんがつよすぎでゆっくりできないわ。」 ばたばたと三匹の髪飾りが風に揺れています。 「かぜさんはゆっくりできないんだね。わかるよー。」 「じじいははやく、ここからまりさたちをだすんだせ!」 お兄さんは冷笑を浮かべながら、宣言しました。 「断る。お前達は子孫に至るまで、ここで死ぬ。変更はない。」 「「「どぼぢでぞんなごどいうの゛ぉぉ!」」」 嘆き騒ぐゆっくり達を尻目に、お兄さんは雑草だらけとなったプランターをしっかり固定して高架水槽の周りに小さな草原を作ります。 プランターの下の湿った場所にはダンゴムシなどのゆっくりの好物の虫を、高架水槽の隙間には防水加工したゆっくり達の巣箱を三つはめ込みます。 「では、食うものも住み家も用意した。後は達者でくらせ。」 「「ゆべっ!!!」」ゆっくり達はフロアの床に転がされ、プランターにぶつかったところで止まります。 「ゆっゆっゆっ」 「ひどいめにあったんだねー。わかるよー。」 ぴくぴくと痙攣しながら気絶しているゆっくりぱちゅりーを介抱するように、用意された巣箱にちぇんは運んでいきます。 しっかり固定された発泡スチロール製の巣箱はソフトボール程度の大きさしかないこの種のゆっくり達にとってだいぶ大きなおうちでした。 「さむいのぜ;ゆっくりできないんだぜ」 屋上は地上五階部分。普段住んでいる場所と違い、常時強風が吹き荒れます。 「おぼうしさんがとばされないようにしなきゃだぜ」 ソフトボール大のまりさはゆっくりハウスの中で呟きます。 お兄さんが用意した草や虫、ゆっくりフードを一日一定数供給するえさ箱など、食べるには困らない環境です。 しかし、ほぼ観察するのみとはいえ、虐待お兄さんが用意したものです。仕掛けはゆっくりと動いています。 その日の夜 「なんでなのぜー!」 「わからないよぉー!」 寝ているぱちゅりー以外の二匹の叫び声が響きます。 「むきゅ・・・どぼじであがぢゃんできてるのぉぉ」 ちぇんのお腹は二倍程に膨れあがり、中で赤ゆっくりがぴくぴくと動いているのが薄い皮越しに見えます。 お兄さんが残した餌さ箱の餌は低確率でゆっくりをにんしんっさせる効果があるためです。 「ゆっ!うばれるんだねぇ。わがるよぉ!」ぽんぽんぽんっと、ゆっくりちぇんの赤ゆっくりが三匹産まれます。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!!」 「ちぇんの赤ちゃんとってもゆっくりしてるよー。わかるよぉぉ。」 「むきゅ、このこたちのえさはどうするの?」 「ゆっ!」 ぱちゅりーの言う通りこの屋上にある餌は三匹のゆっくりが暮らす分には不足ありません。 逆に言えば、増えたゆっくりに回せる余裕はないのです。 しかも、餌さ箱の餌はにんしんっを促進させるもの・・・ 記憶力がいいぱちゅりーはお兄さんが言った言葉を思い出しました 「子孫に至るまでここから出れない。」 「むきゅっ!ぱたっ。」 ゆっくり出来ない想像をして、ぱちゅりーは失神しました。 「意外に頭がいいぱちゅりーだな。餌さ用にもたまには当たりがあるのかね?」 次の朝、様子を見にきたお兄さんは、ぱちゅりーとちぇんの会話を聴きながら、そう評します。 「どぼじて、ぞんなごというのぉ!」 「わきゃらにゃぃよぉー!!!」 「むきゅ!これいじょう、あかちゃんがふえたら、みんなゆっくりできなくなるわ!」 「あかちゃんはゆっくりできるでしょー!わからないよー。」 早くもプランターの下の虫は全滅状態のようです。 赤ゆは只でさえ燃費が悪いのに、ゆっくり的には美味しい虫を食べさせ続けた結果がこれです。 餌箱も一週間もしたら餌が尽きます。 「そうしたら、こいつらはどうなるか・・・今から楽しみだ。」 そして一週間後。 お仕事が終わったお兄さんは、ゆっくり達を確認に屋上に上ります。 ここ一週間、納品続きでさっぱり確認できなかったからです。 「「「ゆぎゃー!」」」 「お、やってる。やってる。」 そこには、殆んどの草が食い尽されたプランター。 あちこちがかじられた巣箱、そして、共食いしはじめた赤ゆっくり達。 「やっぱり、うまれたてはさいこうなのぜ。」 自分の赤ゆを食べるまりさ、どうやら初期のゆっくりはこれしか生き残っていないようです。 他は 赤まりさ×20 赤ちぇん×10 赤ぱちゅりー×8 ちぇんやぱちゅりーの姿がないところを見ると、二匹とも巣箱の中でおたべなさいしたらしく、二つに割れたまんじゅうが入っていました。 赤ゆっくり達を生き残らせるために、自らを犠牲にしたのでしょう。 「ここにはぜったいいれにゃいわ!」 「たてきょもりだょー」 雑草の茎で入り口は塞がれています。ゆっくりのやることなので、隙間は空いていますが、外で共食いを始めたまりさが入れない程度の強度はあるようです。 「むーちゃ、むーちゃ、・・・ゆげぇ!!!」 巣箱の発泡スチロールの欠片を食べてあんこを吐いて死ぬもの。 そのあんこを美味しそうに食べる親まりさ。 最早、まとまった餌はぱちゅりー達の巣箱だった中にある親ゆっくり二匹の残骸くらいのものです。 「ゆっ!もう、あんこはたべあきたのぜ。」ぎろりと封鎖された巣箱を見る親まりさ。中には、生クリームの詰まった子パチュリー達と チョコクリームの詰まった子ちぇんがいます。 「む~しゃ、む~しゃ 、それなりー。」 「ゆが~ん!!まりしゃはゆっくちできないよ!!」 「むきゅ!みんなでたたかえばかてるわ!」「わきゃるよー!とちゅげきにゃんだにぇー」 わらわらと出てくる赤ゆっくり達。普通なら成体ゆっくりと赤ゆっくりでは勝負になりません。 ですが、子ゆっくりサイズまでにしかならない品種改良を受けたまりさには、意外に多数の赤ゆっくりが突っ込んで来るのは効果がありました。 「ゆ!こなまいきなあかちゃんはしんでね!まりさのでぃなーに、ゆべべっ!!」 「ゆ!まじゅいおめめだにぇ!!」 「ゆべっ!わきゃらにゃいよー。ちぇんのあんよがー。」 「むきゃっ!ふまにゃいでー。ゆ゛っゆ゛っゅ゛ゅ゛ゅ゛っっ。」 次々に飛びかかる赤ちぇんや噛みつこうとして 赤ぱちゅりー。体のあちこちをえぐられ、噛み千切られながらも、赤ゆを食い殺し続ける親まりさ。 遂には親まりさの皮がずるりと千切れ、断末魔の悲鳴もあげることが出来ずに一塊のあんことなります。 「あーあ、遂に死んだか。追い詰められた結果は人もゆっくりも変わらんね。」 ぱちゅりー達の巣箱付近では、殆んどの赤ゆが死に絶え、後に残ったのは、赤ぱちゅりーと赤ちぇんが各1匹、赤まりさが三匹だけ。 大量の赤ゆと親まりさが永遠にゆっくりしてしまった結果、破滅的に悪化した食糧事情は回復しました。 「むーちゃ、むーちゃちあわちぇぇ!!!」「こにょあまあまさんはみんかまりさのものだぢぇ!」 「ちらにゃいじぇ、みんなまりしゃがたべるにょじぇ!!」 危機が去ったにも関わらず、醜い言い争いを続ける赤まりさ達。 対照的に仲間の過半を失った赤ぱちゅりー達はゆ~ゆ~と嘆きながら、巣箱に仲間の残骸を運び始めます。 かーかーかー。 「ゆっ!真っ黒さんがやってきたよ!!」 外にいて、あんこを食べ続けた赤まりさ達は飛んできたカラスを見ました。 「ゆっ!ゆっきゅりし、ゆぴっ!!」 「まりしゃのいもうとがー。 赤まりさの目を手早くカラスはえぐり、他の赤まりさの底部をつついて動けなくします。 「ゆっゆ゛っゆ゛っ」「いちゃいよぉ!おうちかえる!!」 「にゃんで、こんにゃ、ゆきゃー!!」 ぶちぶちと音を立てて赤まりさの体は縦に引き裂かれ、カラスはゆっくりと食べていきます。 害鳥扱いされているカラスも、ゆっくりを喰らう時だけは人間に邪魔されません。 動きがとれなくなった赤まりさ達は、時間をかけてついばまれ、生きながらにして原形を失なっていきます。 「もっぢょ・・・ゆっくち・・・」 ぐしゃりと舌を潰され最後に残った赤まりさはクチバシにくわえられ、カラスによってさらわれていきます。 「むきゅっ・・・おそとはゆっくりできないわ。」 「きょわいんだにぇ・・・わきゃったよー」二匹の赤ゆっくりは、小刻に震えながら、巣箱の中で赤まりさがばらばらにされる様を見ていました。 「ゆっくり出来ない環境にさらされ続けたゆっくりは餌があっても成長できないか。試して見るのも楽しそうだな。」 お兄さんはゆっくり屋上を後にします。 食べられ尽くされていたプランターには、ゆっくりと雑草が再び生え始めていました。 ~~~~一ヶ月後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ようやく仕事を一段落させたお兄さんは、屋上のゆっくり達を思いだし、貯水タンクの辺りをみてみました。 ゆっくりしていってね!」 「ここはみんなのゆっくりぷれいすだよ。おにいさんもゆっくりしようね!!」 小さな赤ちぇんと赤ぱちゅりー二匹の他に、ねずみに相討ちになった状態で永遠にゆっくりしてしまっているちぇんと、食い殺されたぱちゅりーの残骸がありました。 「お前達はゆっくり出来ているのか?」 「むきゅ!!ゆっくりしているわ。おかあさんたちがえいえんにゆっくりしてもまもってくれたんだもの。」 「そのぶんまでゆっくりするんだよー。」 三世代目に入ったゆっくり達には既にこの小さな屋上以外の知識は消えているのでしょう。 「そんなお前達にあまあまをやろう。」 「むきゅ!おにいさんからものをもらうとゆっくりできないって、おかあさんにいわれたわ。」 「わかるよー。たべちゃいけないんだね。」 多少は教育を受けたのか、賢い個体になっているようです。 「まぁ、いい。食べたければ食べるがいいさ」 そっと、10円チョコを二つ置き、お兄さんはその場を後にしました。 その次の週、お菓子の甘味に負けた赤ゆっくり達が飢えて死んだのが、それとも耐えてゆっくりしてるのか・・・ 箱の中の猫の生死を確認するように、屋上までやってきたお兄さん。 そこには少し予想と違った光景がありました。 「むきゅ・・・ゆっくりできないわ。」 「わかるよー・・・」げっそりしながら、ソフトボール程度の大きさになったゆっくりが二匹。 「何がそんなにゆっくり出来てないんだ?」足元には、先日おいた10円チョコが二つ。 「むきゅ!いいにおいがするのに、たべられないのはゆっくりできないわ!!」 「でも、いいにおいはゆっくりできるよー。それはわかるよー。」 二匹はゆっくりらしからぬ忍耐で食べるのを我慢している。食べたらゆっくり出来なくなるのが分かるのか、涙を流しながら見ているだけ。 「いいことを教えてやろう。そのあまあまは食べるとしあわせーになる代わり、他の食べ物は二度と食べられなくなるぞ。」 「「ゆ゛っ!!!。」」 ぱたっと二匹のゆっくりは巣箱の中で気絶したようです。 屋上のゆっくり達はようやく、餌が自給出来るようになったのに、今度はパンドラの箱を渡されたようなものでした。 いつまで我慢できるでしょうか? 続く? 後書き 屋上の貯水タンクのあるスペースは6畳くらいのサイズで、屋上の他のスペースとは一段高い位置にあります。 続きを書くとすれば、その後お菓子を巡るゆっくり達の対立物にするような感じですね。 本編は携帯で書いているので変な部分がありますが見逃してください。 orz 著:moltoke これまで書いたの ゆっくりいじめ系2263 ゆしるだー ゆっくりいじめ系2357 寒さとの戦い このSSに感想をつける
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ゆっくりいじめ系1994 加工場産の赤ゆっくりを育てる 中編からの続き この、ゆっくりちぇん 聞けば加工場に捕らえられたが、ずさんなメーリン印の加工場であったため 冷凍赤ゆっくりに混入し生き延びたらしい。 サイズが子ゆっくり程もあり知能もなかなか高そうなので子守役として飼ってみる事にした。 「わかるよー!お兄さんは愛でお兄さんなんだねー!」 「まあ、そんなところだ。(ゆっくりの餡子を愛でる的な意味で)」 さっそく赤ゆどもに、ちぇんをお母さんとして紹介する。 1「ゆっ!おかーしゃん!ゆっくちちていっちぇね!」 2「おかーしゃん、まりしゃとすーりすーりちてね!」 3「おかーしゃん!れいむおなかちゅいたよ!」 4「ゆ~ん!おかーしゃんゆっくちちていっちぇね!」 5「まりしゃ、みゃみゃとすーりすーりしてゆっくちねちゃいよ!」 6「ゆゆ~ん!ゆゆ~ん!」 ちぇんの方も赤ゆどもと初対面。 もともと可愛い赤ゆっくりが好きなちぇんはニコニコとしていたが 赤ゆどもを見たとたん表情がとたんに険しくなった。 れいむ種に対してである。 「ちっ」 ちぇんの口から舌打ちのような声が漏れたが空耳だろうか。 俺のほうを振り向いた時には元の笑顔に戻っていて 赤ゆどもに挨拶をする。 「わかるよー!みんないいこたちだねー、ゆっくりしていってねー!」 その言葉に心の底から喜んではしゃぐ赤ゆども 思い返せば生まれてから一度も赤ゆどもは「ゆっくりしていってね!」と声をかけられていなかったのだ。 「ゆっきゅりー!」「ゆゆん!ゆっくちー!」「ゆわぁぁあ~ん、ゆっくちちていっちぇねー!」 姉妹で体を摺り寄せながら、母であるちぇんに少しでも傍に寄りたいとダンボールの壁をカリカリと音をさせた。 それが社交辞令的な「ゆっくりしていってね!」だとしても。 その日、一日様子を見た。 ちぇんは餌の白米をよく噛んで餅の様にして赤ゆに与えた。 「おかーしゃんが、むーちゃむーちゃしてくれるごはんはおいちいよ!」 「やわらか~い!むっちゃむっちゃ、ちあわちぇー♪」 床につい、うんうんを漏らしてしまう赤ゆがいれば、ちぇんはしからずに優しくなだめてから、その掃除をした。 「おかーしゃんごめんにゃちゃい!もうれいみゅはちゃんとおちょいれでうんうんちゅるよ!」 「ゆぅ~ん!」 お昼ねしたいと言った赤ゆのため親れいむの様な子守唄も歌った。 赤ゆが眠るまで「すーりすーり」をしてあげた。 「まりしゃ、ゆっくちねみゅくなってきちゃよ・・・」 うん、これなら大丈夫そうだな。ちぇん種は面倒見がよくゲスは滅多にいないと聞く。 赤ゆどもをダンボールから出してやり、かわりにそのダンボールを逆さにして入り口をこしらえ家を作ってやった。 俺も明日から仕事にいかないといけないし、箱にいれたままではちぇんが赤ゆに餌をあげたりゆっくりさせる事ができないと思ったからだ。 しかし、俺は知らなかった。 このちぇんに秘められたれいむ種にまつわる過去を。 ちぇんは胎生妊娠によってらんしゃまとちぇんのつがいから産まれた。 らんしゃまとちぇんは互いに妊娠していたが、巣には大量のごはんを蓄えていたのであくまで計画的な妊娠だ。 通常は赤ゆっくり達を子守する母役と、餌を調達する父役に別れて役割分担をするものだが 稀に、赤ゆ達との時間を大切にしたいという理由で冬篭り並に餌を蓄えて家族全員で子ゆっくりが外に出れるまで一緒に過ごすゆっくりがいる。 「ゆっくりしたおちびちぇんだね!」 「わかるよー、らんしゃまからうまれたからかわいいちぇんなんだよー!」 「ゆっくちちていっちぇねー!」 ちぇんは幸せだった。 優しい親らんしゃまと親ちぇんがずっと自分のそばにいてくれる。 すーりすーりもしてくれるし、口移しでごはんを食べさせてくれる。 それに、これから自分の姉妹も産まれる。 そうしたら賑やかでもっともっとゆっくりできる。 お母さん達とポカポカ陽気のお外へピクニックへでかけて、自分が姉妹の先頭を歩く 妹らんしゃまが転んだら自分がペーロペーロしてあげよう、妹ちぇんが歩きつかれて泣いていたら自分の頭に乗せてあげよう。 それから皆でお昼寝する。姉妹で寄り添ってお母さん達とすーりすーりして子守唄を聞きながら寝ていたいだけ眠る。 「こっちからたべもののにおいがするよ!」 ぽい~ん!ぽい~ん!っと大き目のゆっくりの足音が聞こえた。 「ゆっくちー!」「ゆっゆ~!」「ゆっくり~!」 その後を3匹の子ゆっくりがつづく。 巣穴の奥のほうまで来てわかった。 成体のれいむと子れいむが3匹だ。 突然の来訪者に父らんしゃまと母ちぇんは手間取った。 胎生妊娠中は満足に動けず、ちぇんを産んだらんしゃまにしてもまだ胎内に赤ゆっくりを宿している。 「ここは、れいむのおうちだよ!ぶたみたいにこえてるゆっくりはでていってね!」 「でていってね!」 「おー、ぶたぶた」 「でちぇいっちぇね♪」 4匹は家主であるらんしゃまとちぇんを豚と言い放ち 勝手にずかずかと入り込んでお家宣言をする。 そして、冬篭り並に貯蔵していた食料に気づいた。 「ゆっ、こんなにブタみたいにこえてるくせにまだたべものをかくしもっていたよ! これいじょうこえないようにれいむがたべてあげるね!」 「ゆっくちたべりゅよ!」 「ぶたにはもったいないごちそうだね!」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 本来なら上位種であるらんしゃまだが、この侵入者たちに対して何もできず、ただ赤ちぇんを自分の背後へと隠す。 しかし、一生懸命2人で貯めた食料までもっていかれては困る。 もし食料がなくなれば植物型妊娠と違って、これから産まれてくる赤ちゃんに食べさせるものがなくなるからだ。 押し黙ってやり過ごすつもりであったが母ちぇんがついに抗議した。 「それはちぇんとらんしゃまでいっしょうけんめいあつめたごはんだよー! これからうまれてくるあかちゃんのためのごはんだからゆっくりわかってねー!」 「ゆ?」 むーしゃむしゃっと一家団欒し、他人のごはんに舌鼓をうっていたれいむ達に その言葉はとても不快だった。 必死な形相で懇願する母ちぇんに対し 豚のくせにれいむたちに何か文句があるの?そんな表情を浮かべている。 「なにか、このぶたがゆっくりみたいなことばをしゃべったきがするよ!」 「ゆっ、なまいきだね!」 「それにれいみゅたちになにかもんくがあるみちゃいだよ!」 「ぷんぷん、なまいきなぶたにはおもいしらせないといけないよ!」 母ちぇんは、ぷくーっと膨らんでれいむ達を威嚇するが、それは逆効果となった。 ガブリっと母ちぇんの2本の尻尾のひとつを子れいむが噛み付く。 「ニャ”!」 っと悲鳴をあげたやさき、今度は親れいむが鼻先に体当たり。 「ゆべっ!」 他の2匹の子れいむは手当たり次第に噛み付いて、完全にリンチだ。 「やめてください!ちぇんをゆるしてください! わたしたちがなにかわるいことをしたのならあやまります、ごはんもあげます!」 らんしゃまが動けないまでも身をよじりながら、ちぇんを許すように謝罪するが、それを聞き入れるれいむ達ではなかった。 「ぶたがゆっくりのことばをしゃべるんじゃないよ、ブヒーでしょ!ぷんぷん!」 「あちゃまのわるいぶただね!」 「これはせいさいだよ!」 「せいいがまったくつたわらないよね!」 なおも母ちぇんへの暴行はつづき、顔はパンパンに膨れ上がって泡を吹いて気絶していた。 それはひょっとしたら母ちぇんにとって幸せだったかもしれない、これから起こる事を見ないで済んだのだから。 母体である母ちぇんの生命餡子レベルが低下したことにより、その危機を胎内の子らんしゃまが感じ取り出産がはじまった。 胎生妊娠の場合、胎内で子ゆっくりサイズまで成長してからの出産となるが、ゆっくりはピンポン玉のサイズ程あれば自我を持つ。 母体に危険がせまっている場合、子ゆっくりサイズまで成長していなくても自ら外に出ようとする事があるのだ。 気絶した母ちぇんの産道は緩みきり、胎内の赤らんしゃまが顔を覗いた。 そこには親れいむの顔。 「ゆっ・・・」 自分の親を見つけて、ゆっくりしていってね!と挨拶をしようとしたのだろう。 親らんしゃまにも「ゆ」という一言だけが聞こえた。 ところが、次の瞬間その言葉を発しようとした赤らんしゃまがどこにもいないのだ。 父らんしゃまは、何が起こったのかわからず 目を見開いて、「ゆっ?ゆっ?」っと赤らんしゃまを探す。 みれば親れいむがさっきまで大口を開けていたのに今は口を閉ざしていた。 「もごもごもご・・・むーしゃむーしゃ、しあわせ~♪」 親れいむは母ちぇんの産道からできてたばかりの赤れいむを、まるで食後のデザートとでも言わんばかりに味わっていた。 「おちびちゃんたち、ここに口をつけてゆっくりしていれば、おいしいあまあまがでてくるよ!」 「あまあまたべちゃいよ!」 「れいむもれいむも!」 「ゆっくりじゅんばんでたべようね!」 父らんしゃまは動けない自分の体を呪った。 母ちぇんに「いっしょにうめばもっとゆっくりできるよ!」と提案してしまったことを呪った。 これは夢、悪い夢 目をつぶってただジっとして耐える。 それ以外できる事は何もない。 10分か20分かどれくらいの時間が過ぎたのだろう・・・ つらい時間はとても長く感じ、実際にはわずか数分程しか時間は流れていなかった。 「ぴぎゃゃやぁああああ!」 耳をつんざくような悲鳴で父らんしゃまを恐る恐る目をあけた。 「この、あまあま、ましゅまろみちゃいでおいちーよ!」 侵入者の4匹の中でも一番小さい、赤ゆっくりに近い子れいむが豆粒のような塊をほうばっていた。 それは、赤らんしゃまの目玉。 産道から出てきたばかりの2匹目の赤らんしゃま。 産まれてはじめて味わう苦痛に悲鳴をあげて地面に転げ落ちる。 そこには父らんしゃまと母らんしゃまが敷き詰めた柔らかい葉のお布団が敷かれていたが 目を抉られた苦痛の前に何の救いにもならなかった。 「いちゃいよ~!らんしゃまのおめめがいちゃいよ~!まっくらでにゃにもみえにゃいよぉおお!」 「ゆっ、きちゃない」 足元に転がった目のない赤らんしゃまはコロコロと別の子れいむの足元へ 目の場所が黒い空洞で気持ち悪いと感じた子れいむは「きたない」と言ってそれを避けた。 「こんなのたべれないよ!ふみつぶそーね」 「やめぇてぇえええ!」 父らんしゃまは涙を流して懇願する。 それを親れいむが「ブタはぶひーでしょ?」といってこづいた。 今はともかく救いにすがるしかない。 父らんしゃまはプライドもなにもかもかなぐり捨てた。 「ブヒー!ブッヒィィイイ!」 自分はブタです。 だから、ちゃんとつくったらんしゃまの子供を殺さないで なんでも言うことを聞きます。ごはんも全部食べてかまいません、このおうちもあげます だから・・・だから・・・ ビチッ 少し大きめの子れいむが虫でも踏みつけるかのように、目を失った赤らんしゃまを潰した。 「ゆっゆっ~♪」 子を潰された親らんしゃまがブタの鳴きまねを一生懸命する表情のまま静止していて それがあまりに滑稽で親れいむも子れいむもドッとふきだす。 巣穴は凄惨な光景にもかかわらず、外から人間が覗いたのなら明るい一家団欒のように見えただろう。 「ユ・・・ユルサナイ・・・」 「ゆっ?かわいいかわいいれいむたちになにかいった?」 「ぶひーでしょこいつめ!あたまのわるいゆっくりはさんぽあるいたらもうわすれるからきらいだよ!」 「ゆっくちりかいちてね!」 「それから、はやくおかしをうんでね!」 今度は父らんしゃまに対して暴行が始まる。 複数あるしっぽをかじって、味が甘すぎるだのイマイチだの言い合ったり 目元を狙って執拗に体当たりをしたり、産道から赤ゆっくりを取り出そうと舌をねじいれたりした。 母ちぇん以上の苦痛だろうが、父らんしゃまは悲鳴ひとつあげずに、かわりに死の間際にのろいの言葉を遺した。 「ユルサナイ・・・オマエタチハ・・・ニンゲンニヨッテ・・・ソノショウガイ・・・クツウノママ・・・マクヲトジル・・・」 上位種であるらんしゃまには他のゆっくりにはない不思議な力があるという。 それが呪いであるのか、それとも未来を予知するものなのか、結局は死に際の負け惜しみだったのかはわからない。 あまりの形相に気味悪がり、らんしゃまを食す気も失せたれいむ達は巣穴かららんしゃまの屍骸を引っ張り出して綺麗にしようとしたが うんともすんともビクとも動かない。 死んだまま、まっすぐとれいむたちを見据える目は空洞になっても尚、巣穴のどこへいても目線が合っている気がした。 「なんだか、きもちわるいよ!」 「おかーしゃん!れいみゅきょわいよ!」 「こんないえもういらないよ!」 「ゆっくりできないよ!」 そして、とうとう「もう、おうちかえる!」と言い出し巣を放棄した。 こうして、生き残った赤ちぇんは巣穴の僅かばかりのごはんと、そして半死半生の母ちぇんによってその後も命を永らえ今に至る。 2「おとーしゃんいきゃないで!」 3「れいみゅずっとおとーしゃんといっしょにいたいよ!」 4「ゆっく・・・おとーしゃんがどこかいっちゃう・・・ゆえぇ~ん!」 5「しゅーりしゅーり!かべがじゃまでおとーしゃんにとどかにゃいよぉ!」 6「ゆぅ~ん!ゆゆぅ~ん!」 翌日、仕事へ行くために身支度を整えると赤ゆどもが騒ぎ出した。 服を着替えるとどこかへ行ってしまうという事を覚えたのだろうか。 1「ゆっ!みんにゃ!おとーしゃんのじゃまをしちゃだめだよ! おとーしゃんはみんにゃのためにかりにいくんだよ!れいみゅたちもおおきくなったらいっしょにかりにつれてってもらえるから いまはゆっくりまつんだよ!」 1番れいむはさすがしっかり者だ。 ひょっとしたら、この1番れいむがいれば親代わりのちぇんは別にいらないかもしれないが もし、他のれいむやまりさが勝手にごはんを食べたり部屋を荒らしたりした時に体の大きさが同じでは止めることができないだろう。 「それじゃ、ちぇん。あとは頼んだぞ。餌はチビどもに届かないように少しだけ段差のある皿に盛っておくから ちゃんと分けてやってくれな。あと、部屋を荒らしたりしたら殴ってもいいぞ。」 「わかるよー!ちぇんはゆっくりりかいしたよー!」 ダンボールの中に餌を入れれば赤ゆどもは好きなだけ食べてしまう。 かといって子ちぇんはダンボールの壁を乗り越えて中の赤ゆに餌を与えられるほど大きくない。 だからダンボールから赤ゆどもを出してやり、家をちぇんに任せて仕事へ行った。 「いまからちぇんがおまえらのおかーさんだよ!わかるねー!」 2「ゆぅ?おかーしゃんにゃの?」 3「おかーしゃん、れいみゅおにゃかすいちゃよ!」 4「おかーしゃん!おかーしゃん!」 5「まりしゃ、おかーしゃんとしゅーりしゅーりしちゃいよ!」 6「ゆぅ?ゆぅ?」 1「おとーしゃんがおかーしゃんだっていってたからおかーしゃんだね」 ー お昼 ー 「はい、それじゃあれいむはそっちにならんでねー!まりさはこっちだよー!」 これからご飯を分配してくれるんだと思った赤ゆどもは、ちぇんの言うとおりに並んだ。 まりさが前列に3匹、2番5番6番 れいむが後列に3匹1番3番4番 「まりさはこれくらいで十分だよー!」 ちぇんは皿からごはんを口にいれると、赤まりさの前にごはんを吐き出した。 それはお兄さんが食べさせてくれる量の半分。 2「おかーしゃん、まりしゃたちこれじゃたりないよ!」 5「しゅくにゃいよ!ぷんぷん!」 6「ゆぅ~ん!ゆぅ~ん!」 1「おかーしゃん、まりさたちにちゃんとごはんあげてね!」 3「れいみゅもごはんたべたいよ!れいむにはまりさのばいちょうだいね!」 4「れいみゅもおにゃかすいたよ!」 ちぇんは後列のれいむ達に視線を移すと、ぴこぴこと歩いた。 「れいむは、はをくいしばってねー!」 1「いちゃい!」 3「ぴぎゃ!」 4「ゆっ!」 ちぇんはれいむ達に体当たりをお見舞いした。 1番れいむが「なんで?」という顔をしたので、もう一発おまけ。 1「ゆべっ!」 「おまえたちはブタだよ!ごはんがほしければブヒーってへんじをしてねー!」 2「ゆっ!れいみゅたちをいじめにゃいでね!まりしゃのいもうちょだよ!」 5「まりしゃのごはんちゃりにゃいよ!もっとちょうだいね!」 6「ゆゆー!ゆゆー!」 「ごはんがほしければ、ちぇんのいうことをきいてねー!まりさたちにはれいむのぶんもたべさせてあげるよー!」 ・・・つづく 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! 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私は日頃楽しみにしている事があります。年頃の女の子なら誰もが関心を抱くはず、もう分かりますね? 「今日のおっやつはカッスタードぉ! ふっふー♪」 そう、甘い甘いお菓子です! 私は日々これだけを楽しみに生きていると言っても過言では無いでしょう! さらに、今日のプリンはただのプリンではありません! 町の人気甘味屋で一日50個限定のカスタードプリンなのです!!! ああ、ああ! 楽しみだなぁ! 「んっふっふ、キーングゲーイナー♪ っと…、あ。お茶、忘れてた!」 これはいけません! 甘い物と言ったらお茶、お茶と言ったら甘い物と二人は切っても切れない関係なのです! 私は急いでお茶を用意すべくカスタードプリンを居間のちゃぶ台に置き、台所へ向かいます。 「んもう、私ったらせっかちさん。でも、仕方ないよね。プリンが待ってるんだもんっ!」 普段絶対に言わない様な独り言をバンバン言っているのもプリンの効力でしょうか、世の中のパティシエさんはひょっとしたら魔法使いを凌駕出来るのでは無いでしょうか、うむむ…! 「まっ、今はプリン! 一日冷やして置いたプリンちゃん、待っててね~! 早苗お姉さんが暖かく迎えてあげるからね~! あ、そうだ! プッチンするためのお皿も持っていかないと!」 あの時、なんで最悪の想定を怠っていたのか、自分でも馬鹿だなあと思います。 せめて、1分でも! 30秒前の自分に一言告げられるとしたら! 私は言うでしょう、『油断すんな!』と! …私はお茶とお皿を持ちつつ浮足立って居間へと向かいました、その時です! 「さあ、お食べなさい!!!」 そこにはちゃぶ台の上で無駄に大きく構えて眉を吊り上げているゆっくりのれーむと、隣には見るも無惨に食い散らかされたカスタードプリンの容器が転がっています。 れーむの頬には器用にプリンの食べカスが付いていました。 ☆ 「ゆ゛う゛う゛う゛、ゆ゛る゛し゛て゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!゛!゛!゛」 「駄目。許しません。後3時間はこのままですっ」 「も゛う゛や゛り゛ま゛せ゛ん゛か゛ら゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 私は寝室で寝っ転がっています、いわゆるふて寝です。 いつ買えるかわからない限定のカスタードプリン、せっかく手に入ったと思ったのに、何なんだお前は! もう! 余りの怒りから今日一日れーむを枕代わりに使う事を決めました。これくらいの罰は、ね? いやあ、それにしても! たまりませんなあこの感触! モチモチのぷにぷにのぎゅっ! バレーボール大の大きさがほどよく頭にフィットして、一日中抱き締めていても飽きませんよ! 寝返りを打った振りをして頬擦りなりキスなりできますし、ほのかに餡子の甘い匂いが鼻をくすぐって、いい枕ですよれーむは! 「…仕方ない、少し力を緩めるとしますか」 「ゆっ、やっと解放されたよ! おねーさん実はれーむが近くにいてドキドキする感情を隠す為にれーむに当たってるんでしょ、ツンデレねぇ~。どう、ムラムラする?」 お前は隙あらばそっちに誘導しようとしますが、私はその手には乗りませんよ! 「なんだ。おねーさんのケチ。お腹ぶよぶよ」 私は枕が当たっている頭部に思いきり力を込めて、自分の全体重をれーむに押し付けます。 「ゆ゛う゛う゛う゛、ゆ゛る゛し゛て゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!゛!゛!゛」 そうして冒頭に戻るわけです。れーむが泣いている理由はれーむ自身が調子に乗ったからであって、決して私が枕にしたから泣いているという訳ではありません。 もしそうだったら大分ショックです、私。 「…。れーむ、お前はどうしてれーむなのですか?」 「? どうしたのおねーさん、気でも触れたの?」 サラッと酷い事を言われましたが、こんな事でくじける私ではありません。 「いや、質問の仕方をちょっと格好つけてみたのですが、その結果がこれですね。れーむ以外に、れーむの様な饅頭はいますか?」 「ゆっ! いっぱいいるよ! お友達のまりさとか、おかーさんだとか!」 「ふうん、そうですか…」 私はれーむで頭をふにんふにんと押し付けては跳ね返りながら、まどろんでいて思考がやや遅くなっている脳で考えます。 「…今日。れーむがもし良ければですが、ピクニックにいきませんか?」 「ゆっ? れーむは別にいいけど、急にどうしたの?」 「いや、単に行きたかったですよ。ついでにれーむの仲間達に挨拶をするのもいいかなって。さあ、決まったなら行きましょう! 目指すはあの丘ですよ!」 私はすくりと立ち上がり、れーむを抱えて玄関に向かいます! 「ゆうっ!? おねーさん、ゆっくりしていこうよ!」 「駄目です! 私は『急がば回れ』と言う言葉よりも『善は急げ』と言う言葉の方が好きなんです!」 「そんな、横暴な、殺生な! まるで下に立つ人の事を考えて無いよ、なんて無責任な! かぁー、これだから最近の若者は駄目なんだ! もっとれーむ達の事を労ったっていいんじゃないの!?」 「置いて行きますよ」 「是非ともご一緒させてください」 私はピクニックの準備をするべく昼食のサンドイッチをサッと作り、家具部屋から持ってきたバスケットの中に入れます。 レジャーシートも持ったし、こんなものでしょう! 私とれーむは玄関を出て、近くの原っぱへと向かいました。 ☆ 「ゆうっ! ちょうちょさんが舞っているよ! 待って~!」 雪も溶け、季節はすっかり春に近付いて来ました。 少し前までは湖は雪一面で覆われていたはずなのに、今では日射しが暑いくらいです。 私たちは、紅魔館前の湖にやってきました。 「れーむ、余りはしゃぎすぎると湖に落っこちますよ」 「ゆうっ! れーむはそんなおっちょこちょいじゃないよ、平気だもん…、ゆ゛っ!?」 ほら、言わんこっちゃ無い! ちょうちょを追い掛けるのに夢中で前を見ていなかったれーむはちょうちょが湖に行った事に気が付かず、すってんころりんと可愛らしく湖に落ちていきました。 しかし、れーむにとって水に落ちるなんて死活問題のようで、れーむは『やばい! ゆっくりできない!! おねーさん助けて!!!』と懇願しています。 全く、私がみていなかったらどうなってたことやら! 私はタオルを持って湖に溺れている(つもりでしょうが私にはプカプカ浮かんでいる様にしか見えません。水の幅もれーむの口ほどにもありません)れーむを抱え、手に持っているタオルでれーむを優しく拭いてあげます。 まあ、饅頭ですし。浸っているだけでも重症になるのでしょう。れーむはくすぐったそうに目を細めて体をよじりながらタオルに体を擦りつけています。 れーむから水っけが無くなったら、れーむは『ありがとうおねーさん!』と大きな声で叫び、今度は原っぱに咲いているつくしに興味を持ったのかぴょんぴょん跳ねてつくしに向かって行きました。 可愛いなあ、もう! 「れーむ! 遊びたい気持ちはわかりますが、ご飯にしましょう! さっきれーむが私のプリンを食べちゃったから、私のお腹がペコペコですよ」 「ゆうっ! ご飯だあ! 何を作って来たの?」 「今日はサンドイッチです。お前が沢山食べるから、多目に作ってきましたよ」 先程サッと作ったと言いましたが、それでも沢山サンドイッチを作って来ました。具体的に言うと、私一人ではまず食べきれない量です。 れーむと二人でも無理かも。じゃあ、なんでそんなに作ってきたか? 「ゆっ! ゆっくりしていくんだぜ! おねーさん、私もご一緒させて欲しいんだぜ!」 ほら、きた! れーむ以上に神出鬼没なこいつ、まりさ! 恐らく家にいてもいつの間にかいただろうし、ピクニックに来ていても来るんじゃないかと踏んだ結果がこれです。ドンピシャです! 「ええ、いいですよ。お前も来るだろうと思って、多目に作ってきましたので」 「ゆっ、ありがとうおねーさん! 太っ腹!」 「ゆゆっ、駄目だよまりさそんな事を言っちゃ! おねーさんは本当に太っ腹なんだから!」 私は何も言わず無言でれーむの頭にゲンコツを落としました。 「ゆう、本当に太っ腹なのか? でも、わたしはぽっちゃりめの方が好きだぜ! おねーさん!」 どう反応すればいいのかわからない微妙なフォローを貰いましたが、まあ誉め言葉として受け取っておきましょう。 「…ゆふっ。そうだ、れーむ! あれをやろう!」 「えー、あれ? いいよ、やろっか!」 抽象語を使われて何がなんだかさっぱり事情を呑み込めませんでしたが、れーむたちが言っていた『あれ』とは、すぐにわかることになりました。 まず、れーむが私から見て右側に、まりさが左側に移動します。止まって、胸を張り上げ、眉を吊り上げて得意気に二人は叫びました。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「…はい。ゆっくりしていきますよ」 それを聞いた二人は安心したのかそれぞれ『ゆふー』と安堵の息を吐き出しました。 何で気を張っていたのかはまるで謎ですが、可愛らしかったのは確かです。 「…ふふ。ゆっくりしていきますよ。それじゃあ、サンドイッチを食べましょうか」 私はバスケットからレジャーシートとサンドイッチの入った包みを何個か取り出し、レジャーシートを青く茂る芝の上に置きます。 そして、サンドイッチの入った包みの内二つを開けて、れーむたちに見せてあげます。 「ゆうっ! おねーさん、話がわかってるんだぜ! …わあ、卵のサンドイッチだぁ!」 「ゆっ、卵とツナのサンドイッチはれーむのだよ! まりさはそのお野菜さんのサンドイッチでも食べててね!」 「ゆっ! まりさだって卵は好物だよ! でもツナが好物っていうのはれーむらしいかもな、子供らしいんだぜ!」 「ゆううう、なんでれーむが子供なのさ!」 「ツナって食べ物は舌が馬鹿な子供だからこそ美味しいって感じる食べ物なんだぜ! まりさみたいな『オトナ』はツナなんか好きじゃないんだぜ!」 「ゆ、ゆうっ、酷いよお…」 「…あら、残念です。私は、ツナが好きですよ?」 「ゆ、ゆっ? おねーさんも、子供舌なのか?」 「ええ。私はツナが好きなので、ツナの入ったサンドイッチを多目に作ってきました。これ以外の包みが、そうなんです。 ツナが苦手なまりさは楽しめないなあって、残念に思ったんです」 「ゆ、ゆぐっ!? 別に、普段食べないだけで苦手ではないんだぜ! まりささんは嫌いなものが無いんだぜ!」 「でも、『子供』の食べ物だから食べたく無いのでしょう? 無理して食べて貰ってもお互いに嫌な思いするだけですし。私とれーむ、二人で食べますよ」 「ゆぐうううううう…!!!」 私の言葉攻めが聞いたのか、まりさは悶絶した表情を浮かべています。 下手に格好つけたりするからです! 私は、とどめに二言だけ言います。 「…最後に二言だけ言います。まりさは、本当に普段からツナを避けているのですか? ツナをおいしく感じないのですか?」 「…ゆ、ゆぅ。ごめんなさい、負けましたなんだぜ。ただ、ツナは子供の食べ物だっててれびが言ってたから。まりさもそう言えば格好いいかなあって思って言っただけなんだぜ」 「全く。あまり格好つけすぎて自分の首を絞めないようにしてくださいね。さあ、食べましょうか」 「ゆうっ。肝に銘じるんだぜ!」 「ゆっ? れーむたちは首が無いから、首は絞まんないよ?」 「言葉のあやですよ…、あっ!」 れーむの質問に答えるついでにサンドイッチに注目すると、もうすでに何も無いではありませんか! もう一つの包みも開けられてるし、してやられました…。 れーむ、出来ますね! 「ゆ、ゆうっ!!? お、おいれーむ! お前、一人で食べ過ぎなんだぜ!」 「だって、お腹減ってたんだもん!」 「減ってたとしても、配慮と言う物をだなあっ!」 「まあまあ、まだバスケットにありますから」 私は二人をなだめながらバスケットにある余りの包みをレジャーシートの上に乗せ、開けてあげます。 「さて、いただきます!」 「いただくんだぜ!」「いただきまぁーす!」 「お前もう食っただろ!」 賑やかな声が草原中にこだましていきます。 ☆ 「ふぅー。食った食った、なんだぜ!」 まりさは苦しそうに、かつまさにこの世の幸せを噛み締めるかの様な笑顔を浮かべて芝生の上に寝転がります。 食べてすぐ横になると牛になりますよ! それとも饅頭だから牛みたいになった方がいいのでしょうか。 「ゆうっ。れーむもお腹いっぱい! おねーさん、ありがとね!」 「ありがとうなんだぜ!」 「いえいえ。お粗末様でした」 サンドイッチに必死に喰らい付いている二人の姿と言えばそれはもう目からうろこもんでしたね! 一口食べる度に『うめえ! めっちゃうめえ!』と叫ぶからあまり食が進まないまりさに、『しあわせ~!!!』と叫び絶頂を向かえヘブン状態になるれーむ! どちらも物凄く私のツボを押さえてくれましたよ、ええ!!! まあ、ずっと見ていたからお陰で私が食べれたサンドイッチの数は二つなんですけども。とほほ…。 ちなみに、れーむの食べたサンドイッチの数は大体三包みです。 一包み6つサンドイッチを入れてきましたから、18個食べた計算になります。 …すげぇ! 「ゆうっ、お腹がぱんぱんだよ! 喋るのすら辛いかな…」 そりゃあ、そんな小さなバレーボール位の大きさであんなに食べるからですよ。 私は苦しそうにまりさの側に横たわるれーむの頭を撫でてやりました。 「ゆ、ゆぅ~」 「あ、おねーさん! れーむだけずるいんだぜ、私もして欲しいんだぜ!」 すると、まりさが羨ましかったのかして欲しいと言いました。私はまりさの頭を撫でてやると、今度はれーむから『まりさの頭を撫でている時間が長いよ! れーむにもしてよね!』 と指名をくらってしまいました。 面倒臭くなった私は一片に頭を撫でるため、れーむとまりさをそれぞれ私の膝の上に乗せて頭を撫でてあげます。 れーむが嫌にずっしりしていると感じたのは内緒です。 「ゆうっ! おねーさん、こしょばゆいよ!」 「ゆっ! まりささんとしても、膝の上はちょっと恥ずかしいんだぜ…」 「うーん、そうですか。でも、膝の上ってそんなに嫌ですかね?」 「ゆっ、嫌というか、その…。す、素直になると乗っていたいんだぜ」 ややツンデレ気味のまりさが下にうつ向きながらそう言いました。 とてもかわいいですね、反則級です。 「? れーむは、おねーさんの膝の上好きだよ! 暖かいもん」 「あはは、れーむは無知ですねえ」 「むっ、れーむは無知じゃないもん! 色々な事を知ってるもん、ねーまりさ?」 「ああ、確かにれーむは無知だな。加えて、場を読めないな」 「ゆがーーーーーーーーーん!?」 れーむの大袈裟な反応に笑いながら、私たちはひなたぼっこをしながらの会話を楽しみました。 ☆ 「ん、ああ…。もう夕方かあ」 気が付くとどうやら私たちは寝てしまったみたいで、辺りは夕暮れに染まっていました。時々くる風が冷たくて寒いです、やはり春も明けたばかりだし夕方になるとまだまだ冬を感じますね。 「ゆっ、おねーさんおはよう! ゆっくり眠れた?」 まりさは既に起きていたみたいで、私は『ゆっくりできました』と答えました。 私は未だに私の膝の上で寝ている寝ぼすけさんの頬を叩き、起こしてあげます。 「ほら、れーむ! もう夕方ですから帰りますよ!」 「ゆ、ゆうっ!? もうそんな時間!?」 「もうそんな時間だぜ。全く、いつも忙しいおねーさんだったらともかく、いつも寝てばっかりのれーむがそんなに寝ててどうするんだぜ」 「ゆっ、別に寝てたっていいじゃん! れーむは大器挽回型なんだよ!」 「それを言うなら大器晩成だぜ、全く、何も始まらないんだぜ…」 れーむたちのやりとりはずっと聞いていても飽きないのですが、こちらも夕食の準備がありますから帰らなければなりません。 心惜しく思いつつ、れーむたちに別れの挨拶を告げます。 「じゃあ、私は帰ります。また遊びましょうね! れーむ、まりさ!」 「ゆっ、じゃーねーおねーさん! また遊びに行くよー!」 「まりさも行くんだぜー!」 「プリンは食べないでくださいねー!」 私たちは大声で会話をしながらそれぞれの方向に歩いて行きます。いつしか、どんどん小さくなって見えなくなってしまいました。 私は空になったバスケットを振り回しながら帰り道を辿りました。 「あ、れーむのお母さんに会うの忘れてた…」 おしまい ありがとーゆっくりできたよ -- 名無しさん (2009-03-27 20 28 37) 魔理沙がいいね! -- おい (2011-07-27 21 03 18) 名前 コメント
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※注 意※ 飼いゆっくり 無事なゆっくり 頭のいいゆっくり ハートマン軍曹に負けず劣らずな量の暴言 原作キャラと交流のある鬼井山 ほかの漫画や小説のパロネタ 軍人鬼井山 自分の過去作品とのつながり(fuku3229.txt fuku3430.zip fuku3442.txt fuku3457.txt fuku3460.txt) があります それが許せるならどうぞ。ごゆっくりと・・・・ あ、いや間違えたごゆっくりせず。 朝~ 「おにいさん。朝だよ。そろそろおきて」 あぁん、ひどぅい・・ 「早く起きてよ。ご飯食べちゃうよ?」 「わかってるが寒いんだ・・・」 ちなみに俺は重度の寒がりである。 寒さなんてセイウチのケツに頭突っ込んで死ね。 「・・・先に行ってるわよ」 「あぁん!?あんかけちゃーはん!?」 ガバッ! 「・・・まいてたべろよぷーさん?」 「何故お前にそのネタがわかる」 朝~ 鬼井山宅 朝食後 「ドスの様子報告と食料庫の状態報告。どーぞ」 ドスはそろそろ佳境に入ってるはず・・・。 「むきゅん。ドスはぎりぎり精神崩壊してない。って感じよ」 「その段階になってもまだ生きるのを諦めてないわよ。流石ゲスドス」 ふーむ・・・・ 「食料庫は十分だよーわかるねー?」 「ゆふん!冬を越すのには十分なんだぜ!」 「ちなみに人里から依頼はきてません。 ・・・あぁうつだ・・・」 ふむふむ。食料は十分。暇が続く。 「寒さに強い饅頭共は外出て野良饅頭探し 見つけたら巣の中は荒らせ。その後はそいつらの足を焼いてドスのところへ放り投げろ 留守番組は暖房準備、暖炉をきれいにしとけ。 ついでに食事も作っといてくれるとありがたい」 ・・・こんなもんかね? 「ゆはぁー・・・冬前にすっきりしなくなってから結構たつわね。」 「むきゅ。だからといって子供は増やさないでね?」 「そうだよー。わかるねー?」 おぉう、失念していた 「・・まぁ、その、なんだ? 溜まってる奴はドスですっきりしてこい あ、外行き組が帰ってくるまでに終わらせろよ?」 「「「「「ゆっくりわかったよ!!!」」」」」 「んじゃぁ外行き準備しろー」 「はいはい、おにいさん。殺していいの?」 「生け捕りだ。殺すな」 「うー。わかった」 「うー!うー!」 ~~~中略~~~ 朝~ 森 ゆっくり生息地区 「んじゃぁここからは単独行動だ。 集合は昼ごろだ。俺の家の前で。だ いいな? もし死んでも屍は拾わん。動物を見かけたらすぐ逃げろ。いいな? 拳銃もちは使い方わかってるな? だがゆっくりは殺すな。いいな? まぁ、適度に努力しろ イエスがケツに奇跡ぶち込んでくれるから。いいな? だが手抜きは許さん 手抜きした奴ぁ・・・わかるな?」 「「「わかったよ、じゃあ」」」 ~~~移動~~~ ~~鬼井山視点~~ 「お、巣発見 騒ぎ声からして5~8か? カモフラージュもしてねぇ。 馬鹿な親子か。」 とりあえず中から引っ張り出す。と 巣の中に発煙筒を投げ入れて。 入り口に網をセット。OK 「ゆっくりできないよ!ゆっくりにげるよ!」 「「「ゆっくりわかったよ!!!!」」」 お、飛んで火にいるなんとやら。 火じゃなくて網だし飛んでねぇし。とは言うな 「ゆっ!?ゆっくりできてないよ?!」 「「「ゆゆゆっ!?」」」 「ぷぎゃー」 れいむ種が3 まりさ種が4 ふむ、スタンダードすぎるゆっくり家族だな ゆっくり麻酔投下ッ! 「「「「「ゆっくりねむくなってきたよ・・・すーや、すーや、おやすみー・・・」」」」」 ~~留守番組の性欲発散中の奴ら(会話文のみ)~~ 「はぁ、なんで私がこんな醜い饅頭とすっきりしてるのかしら。でもやるしかないわよねぇ・・・」 『やべどぉおおお!!!ずっぎぢずづだぁああああ!!!』 「ゆっ!ゆっ!ゆっ!れいむすっきりしそうだよ!!!」 「みょぉおおおん!!!!みょん!!!ぺに・・・みょぉおおおん!!」 「「すっきりー♪」」 「うっ うけとめなさい!すっきりー♪」 『ずっぎぢーーー!!』 昼前~ 森 ゆっくり生息地区 ~~鬼井山視点~~ はぁ、結局いまんところ捕まえたのはれいむ8、まりさ12、ぱちゅりー4、ちぇん5、みょん3。 内、蔦付きれいむが1、にんっしんっれいむが1。 内、子ゆっくりはれいむ2、まりさ3、ぱちゅりー1、ちぇん1、みょん1 赤ゆっくりはいない。 「「「「「おうちがえるぅううう!!」」」」」 「ファッキン!饅頭は黙れよ! 石棺を模擬的に作ってやってもいいんだぞ!?」 「「「「「おうぢがでるぅううううう!!!!」」」」」 「黙れ!貴様らは死ぬまでは両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない! その日まではウジ虫だ! 地球上で最下等の生命体だ!!! 足切り落として糞流し込むぞダムシット!ファック!」 「「「「「ゆっ・・・」」」」」 よし静かになった。そろそろ合流するべか。 昼頃~ 鬼井山宅 玄関前 「おーう、一匹も欠けてないな 戦果は?」 「ゆっへっへー!ヘルイェア!だぜ つがいが3組ぐらいだぜ!」 「つがいが2組です、一人身が1匹。じゃぉん」 「あら?私がもしかして一位かしら? 番4組 一人身2匹」 「いや、俺がトップだ。 合計で32匹だ。どうだ?」 「「「ゆへぇ・・」」」 昼頃~ 鬼井山宅 居間 「よーっし。帰ったぞー」 「「「おかえりなさい!」」」 「ごはんはごはんとかわざかなのしおやきです。あぁ、鬱だ・・」 ~~~中略~~~ 「おぅおぅ。ご馳走様」 「「「「「ご馳走様でした!!!」」」」」 「えーっと、このあとは子持ち以外は全部ドスのところに入れろ。 行動力を奪ってな。菓子材料庫から餡子をもってってやれ。 餌としてな。」 「「「「「ゆっくりわかったよ!」」」」」 ~~~中略~~~ 夕方~ 鬼井山宅 庭 「「「「「「ゆっくりできるドスだね!!!」」」」」」 『ゆっふーん!さすがまりささまだぜ!ゆっくりできてるぜ!』 「「「「「「にんげんなんてざこだね!!!」」」」」」 『そうだぜ!にんげんがなにかしてきたけど、まったくいたくなかったぜ!』 「「「「「「どすかっこいーーー!!!ゆっくりできてるね!!!!」」」」」」 『ゆっへっへっへ!!!!』 夕方~ 鬼井山宅 拷問室 「ゆ、ゆっくりできてないよ!」 「おうちかえしてね!」 うっぜぇ・・・ 「あー・・とりあえずお前らに愚痴らせろ。聞け」 「「ゆ・・・?」」 「・・・ ほかの鬼意山ならここで「ごめんね!きみたちに云々!」 っていうだろうがおれはいわん。なぜなら 饅頭にテンプレだろうが屈するなんて信じられんからだ。 本当に信じられん スキをみる?絶望を深くする? そんなんどうでもよい!ソ連軍人が裸足で逃げ出す拷問をすればいいんだ! わかるな!? ・・・・アレ?俺は何を言っているんだ?」 「「ゆっ・・・?」」 なんか急に意識が飛んだ気がするが気のせいだ。さて拷問の時間だ にんっしんっを箱(内外防音加工)にいれて。 「やめてね!だしてね!!!」 蔦付きを縛り付けて 「ゆぎいぃいいい!!ゆっくりできないぃいい!!」 蔦付きに蔦が見えるように細工をして 「ゆ~♪ゆっくりした赤ちゃんだよ~・・・」 蔦付きにほかのゆっくりの精子餡 (加工するときに取り除いたもの。精子餡はべたついて好みではない。と言う人が多い) を塗りこむ 「ゆゆぅ~♪・・・ゆ?」 するとぐんぐんつたが生えてくる 「ゆゆっ!?なんかへんだよ!?」 「おぉ、放置してた精子餡でも蔦生えるのなー・・・」 「ゆゆぅうう!?どぼぢでぇえええ!?」 「はっはっは、何で生えてくるのかな?キモイ饅頭だな いや。ホー饅頭っつったほうがいいか?」 「どぼぢでばえでぐるどぉおおお!?」 「黙れよ饅頭、耳障りだ」 「ゆぅううううぅぅうぅぅうぅぅううううう!?」 「シャラップ!」 「ゆがぁあああああ?!」 ・・・こうなったら実力行使だな ぷちっ 「あがぢゃんーーーー!?」 まぁ、目の前の赤ゆっくりつぶせばそうなるわな。 「しゃべったらもう一匹だ。」 「ゆっ・・・・・」 ~~中略~~ 「あかちゃん・・・ふえちゃったけどかわいいなぁー・・・」 「おい饅頭 お前にいいこと聞かせてやるよ」 さてここからは・・・頭脳戦タイムだ!!! 「ゆっくり、って痛めつけると甘くなるらしいが。 それを俺流に考えた結果 苦い=ゆっくりできない 甘い=ゆっくりできる なんだろ? だからゆっくりできない状況を克服するために体内にゆっくりできるものを生産した と考えた。てめーはどう思う? ちなみにゆっくりに甘いものだけを与え続けたら体内で苦味物質を生成しだした。 何故?と思って与える甘いものの量を増やしたら徐々に砂糖化した。どう思う? ゆっくりでも甘さに限界があるんだな。とおもった。お前は? ゆっくりに酸味を与え続けたら、ゆっくりの中身がいつの間にか腐ってた。ってこともあるな こればっかりはなぜかわからん 酸っぱい臭い=腐ってる だからか? お前はどう思う?」 「ゆぎ、ゆぎ、ゆぎいいぃいいぃいいぃいいい!? ゆっぐぢわがんだいよぉおおおおぉおおおおぁあああああああ!!」 おぉ、頭から煙出してやがる!超反応!!! 「はーい煩いから2匹潰すぞー」 ぷちぶちっ 「・・・ゆぎゃぁああああああああああああ!!」 「はいもう一匹~♪」 ぷちっ 「やべでええええええええええええ!!!」 「はいはい気分で3匹~♪」 ぷちぶちぶち 「ゆぎゃぁああああああああああああ!!」 「蔦二本~♪」 ぶちぶぢぃっ! 「ゆびゃぁああああ!!!やぶぇでええええええ!!」 ~~中略~~ 「おいおい、すっかり禿げ饅頭じゃねーかよ 笑えるなぁ・・・・・」 「ゆ・・っぐり・・・やべ・・・で・・・・・」 「やめるも何も、もう取るものなにもないもん」 「なに・・いっでづの・・・・・?」 あ、わかってないとみた 「おまえの、頭の、上の、蔦に、生えてる、赤ゆっくりは、 もう・・」 「もう・・・なに?」 「ぜ・ん・め・つ♪」 「ゆぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」 ゆっくりゃの時の反省から耳栓を付けていて正解だったぜ! 「ゆぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」 うっせ 「あがぢゃぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!?」 「もうしんだよー!よかったねー!!!」 「ゆぎゅがじゅいあいdsyfぎあおsdhf8さdfdぬあいえjらんづふぁspどfjわおえいいおdsjふぁsdふぁ」 おぉおおう!すごい狂いっぷり! 「生んでくれなかった親を呪いながら死んでいったよーーー!!!」 「くぁwせdrftgふじこうhytgfれwせちゅいおあsdふぁおいsd@fじゃえれあ」 「ヒャッハーーーーーーー!!!」 「あおdgふぁksdふぁい・・・・えれえれえれっ!えれえれえれれれれれれれれれれ!!!」 おぉう!吐餡し始めた! 「うぅえれえれえれえれえれえれれれれれれれれれれ!!!げれれれれれ!!!」 致死量確実! ヘルイェエエエエエアアアアアア!!!! 「えれっ!えれれれっ!えれれ・・・・」 「はっ!死んだか!屑がっ!」 ・・・ふぅー。すっきりしたー・・・ あ、もう一匹いるの忘れてた・・ おぅ、箱でガタガタふるえてらぁ 「どぼぢであんだごどずづどぉおおお!?」 ん? 「楽しいからさ?」 ここで極上の笑みッ! 「おにいざんばゆっぐぢぢでぇええええええええええ!!!」 「おっと!動くと腹のなかの赤饅頭がつぶれるぜ!?」 「ゆっ・・・・」 まぁ、足が焼けてるから動けないんだけどね・・・ 饅頭に排泄餡とゆっくりの出した砂糖水、 死んだ饅頭の残骸を溶かしたものを混ぜたものをかける。 「ゆぎぃいいいいぃいぃぃいぃいいぃい!?ぐざぃいいいぃいいいいいぃいいいぃ!?」 「そんな大声上げると赤饅頭に害があるだろ?頭を使えよこのくそったれ」 「ゆっ・・・・」 ふひひ、馬鹿だこいつ そんで次は農薬とゆっくり用シュッサンハヤメールヤゴコロをかける 「ゆっ!?あかちゃんうまれそうだよ?!」 ここからが正念場だ!! 「死ね!屑!ごみ!蛆虫!ファッキン!饅頭!」 「どぼぢでぞんだごどゆうどぉおおおお!?」 「土に還れ!無価値!生まれたことが罪(笑)!」 「やべでぇええええ!!ゆっ!うまれるぅううう!!」 ぽーん 「ゆっ!あかちゃんゆっくりしていってね!」 「ゆっ!まんじゅうつちにかえってね!」 「ゆ・・・?」 成功したぁあああああ!!! 説明しよう! 生まれる前から暴言を教え込ませることで暴言を吐くゆっくりが生まれるんじゃないかと! やってみたら本当に成功しちゃったし! 「どぼぢでぞんだごどいうどぉおおおおお!?」 「ゆっ?なにいってんの?つちにかえるの?くずなの?しんだほうがいいの?」 「ゆぅううぅううぅううううう!!」 よーし、暴言をいい感じではいてくれてますね・・・? 「おい子ゆっくり!」 「ゆ?」 「親になんてこと言うんだよッ!!!」 ギャン! 拳銃って音でかいのね・・・ 「ゆ・・・?あがぢゃん!?あがぢゃぁあああああああああああん!!!」 あ、ショックは受けるんだ? 「あがぢゃん!ゆっ!まだうばでるよ!!!ゆーっ!ぢゅーっ!」 今度は静観だ。 まぁ、生まれてくる奴は大体わかるがな・・ 「でゅーっ!でゅーっ!!!ゆっ!!!!」 ぽーん 「あかちゃん!あかちゃん!ゆっくりしていってね!」 ・・・シーン 「あかちゃん?あがじゃん!べんじじでね!!!」 あーあ、馬鹿な奴だよ。 「あがじゃん!べんじじで!べんじじでよぉおおお!!」 死産、って奴だな 「ゆぎぃいいいいいい!!まだ、ばだうばでるっ!」 これがラストだろうなぁ。 「ゆぎぃいいいいい!!!」 ぽーん 「こんどごぞ!ごんどごぞゆっぐりじでいっでね!!!」 「ゆっきゅりちちぇいっちぇね!」 これでうまれたのは 「ど、どういうごどだどぉおおおおお?!?!」 「ゆっきゅりはゆっきゅりちてるよ!げほん!げほんげほん!」 混成種、だ ありすのかみかざり、れいむのリボン、みょんのはんれい、らんしゃまの尻尾 髪はまりさのウェーブのかかった金髪、体質はぱちぇのものだな 「ゆぅうううううううううううううううう!?」 まぁ、こんなキモイのは・・・・ ギャン!ギャンギャンギャン!!!! 「ゆぎゃぁあああああああああああああああああああ!! あがぢゃんぎゃぁあああああああああああああ!!」 殺す。 あ、ちなみに食料に対して容赦ないのは 農薬かけたゆっくりなんぞ食物じゃねぇ。 ということです♪ 「ぎゃぁあああああああああああ!! ぎゃぁあああああああああああああああああああああああ!! ぎゃ・・・ゆー?ゆっくり!ゆっくりゆっくり!!!」 あー、あ。精神崩壊した。 「チッ!もう少しネバれよ!楽しくねぇ・・・」 あー、醒めた。 上にもどろ・・・・ 「ゆー♪ゆゆゆー♪ゆゆゆゆー♪ゆゆゆーゆゆゆゆゆーゆー♪」 ギャン! ・・・・・・ ・・・ ・ 後書き あー、どうもです。半年ROMです。 鬼井山のテンションが変なのと、メタ発言が多いのは俺のテンションがおかしい所為です 鬼井山の暴言は俺が使える暴言を総動員して書いてます。 暴言のバリエーションがあったら教えてください。助かります あとシムゆっくりの方は着手できません。 ルナいっす。 過去作品 ありすをいじめる(fuku3229.txt、Wiki,1298) ゆっくりいじめ。(fuku3430.zip、Wiki,1439) いっぱいいじめる。(fuku3442.txt、Wiki,1444) ちょっぴりいじめる。(fuku3457.txt、Wiki,1455) 短編にほん。(fuku3460.txt、Wiki,1457) 半年ROM このSSに感想を付ける
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夕暮れの中、俺の畑に二匹のゆっくりが背中合わせで昼寝をしていた。 いや、別に昼寝をしているのが不思議なんじゃない。問題はその数だ。 1匹は俺の友人が『仕事へ行っている間預かってくれ』と、半ば押し付けられるように預かっているゆっくりめーりんだ。 別に畑の野菜を食うわけではないし、雑草や害虫等を食ってくれる中々良いゆっくりだ。 野生のゆっくりがきても、野菜ではなくこいつを先に襲うので少し離れていても野菜に被害は出ない。 ただ、今みたく昼寝をすることが多々ある。 別に軽く叩けばすぐ起きるのだが、このように他のゆっくりと一緒に寝ているのは珍しい。 念の為辺りを見回すが、畑が荒らされた様子はないのですぐに一緒に寝始めたのかもしれない。 とりあえず寝顔を眺めているのも俺は構わないんだが、話を聞くために起こすことにした。 「おい、起きてくれ」 ペシペシ手の平でゆめーりんを叩いて起こす。まだ寝たりないのか目が細い。 少し待つと段々覚醒したのか、ピョンッと一回跳ねて起きた事を俺に知らせる。 跳ねた時にもう一匹のゆっくりが転がったが、起きていないようなので放っておこう。 「お前こいつになんかされたか?」 とりあえず、ちゃっちゃと聞いてしまおうと思いゆめーりんに質問する。 畑の野菜を狙ってきたのなら邪魔するこいつに攻撃するはずだし、何もされてないのなら潰さないで話を聞こうと思ったのだ。 ふるふると体を横に振るゆめーりん。何もされてないのならとりあえず寝たままのこいつを家へ連れて帰ってやろう。 日が沈みかけているのだからもうゆっくりは来ないだろうし、このまま放っておいたらこいつがれみりゃに襲われてしまう。 転がっていった赤毛のゆっくりを持ち上げて俺は家の中へ入る。無論ゆめーりんを入れる事を忘れない。 ゆめーりんを俺の友人が連れて帰った後も、こいつはぐっすり眠っていた。 自分で起きるまで待っていようとも思ったのだが、起こさなければ起きない気がしたので起こす事にした。 「ほれ、いい加減起きろや」 ゆめーりん同様ペチペチ手の平で叩く。中々起きなかったのが、「う~ん…」と言いながらうっすらと目を開いた。人間みたいなやっちゃ。 徐々に目を開いていき、完全に開くと『きょとん?』と音が聴こえてきそうな顔をして辺りを見回す。 そりゃ外で寝てた筈なのに場所が変わってりゃ驚くか…と眺めていると、こいつと目が合った。 パチパチ何度か瞬きし、こちらを目掛けて「おにいさんおはよう!!」と、元気な声で挨拶をしてきた。 そして、今度は俺が驚かされた。普通野生のゆっくりは人間の事を「おじさん・おばさん」としか呼ばない。 飼いゆっくりにでもなれば普通に「おにいさん・おねえさん」と呼ぶが、これはブリーダーの調教でだ。野生でこう呼ぶのはかなり珍しい。 とりあえずこいつに興味が沸いたので俺は話してみることにした。 「おはようさん。お前、名前なんていうんだい?」 「あたい? あたいのなまえはこまちだよ」 「こまちな、覚えておくよ」 「おにいさんありがとね」 名前を聞いてから、いくつかの話をこいつから聞いた。 何故畑で寝てたのか どこから来たのか ゆめーりんに何で攻撃しなかったか 家族はいるのか 仲間は心配していないのか等等 気まぐれなゆっくりだから途中で飽きて話をやめるかどうかも心配だったが、こいつは喜んで俺に話をしてくれた。 むしろ、俺が聞いていない話してきたのは驚きだった。話をするのがよっぽど好きらしい。 こいつの名前はゆっくりこまち。 何でも昼寝と話をする事が大好きで、ゆめーりんが寝て気持ちよさそうだったから一緒に寝始めたとの事だ。 近くの森のゆっくりの群れには住んでいるものの家族はいない。 そして、群れからは厄介者として嫌われているとの事だ。 群れの長のいうことを聞かないで好き勝手しているのが理由らしい。 それで孤立して寂しくないのかを聞いたが、自分でしたい事をしているのだから仕方がないとこまちは笑った。 「あたいがはなせるのはこれくらいだよ」 「そっか、もう一つ聞いていいか?」 「なんでもきいておくれ。あたいがこたえられることならなんでもこたえるよ」 「気になったんだけどさ、何でお前めーりんと一緒に寝てたんだ?」 「へ? ねたらだめだった?」 聞き方が悪かったか… 「普通のゆっくりはさ、喋れないめーりんをやたら攻撃したりするだろ? でもお前はしなかったからなんでかなって思って」 野生のゆっくりはめーりん種を毛嫌いしている事が多い。その為普通は攻撃するのだが、こいつは何で一緒に寝ていたのだろうか? 「そんなのかんたんだよ。あたいはあたいで、めーりんはめーりんだからだよ」 「…どういうこっちゃ?」 「あのね、あたいはあたいですきかってやってるんだから、めーりんはめーりんですきかってやっていいんだよ。ほかのこがなんていってもかんけいないよさね」 「じゃあ、お前はめーりんいじめたりしないか?」 「うん。そんなことするくらいならあたいはねてたりはなしてたりしたほうがずっといいもん」 「そっか、お前って変わった奴なんだな」 「そうかもしれないけど、それがあたいってことなんだとおもうよ」 「そうかもな」 こいつの言葉を聞いて、自分の顔が段々ニヤけていくのが分かった。 ほんの数時間前に畑で寝ていたゆっくりが、俺はどうも気に入ってしまったらしい。 「なあ、お前さ。これからここに住まないか?」 「ここって、おにいさんのおうちにかい?」 「ああ、いくつか守ってもらう約束があるけどな」 「やくそく?」 「そうだ。一つは俺の畑の野菜を食わないこと」 「はたけにはえてるあれだね」 「分かってるならいい。ただ、明日来るめーりんに食べて良い草と虫を教えてもらったらそれは二人で分けて食べていいぞ」 「あのこのほうがながくはたけにいるからいろいろわかるもんね。いっしょうけんめいおぼえるよ」 「だな。それと、家の中は絶対に荒らさないこと」 「ここはおにいさんのいえだからだね」 「その通り。だいたいこの二つが守れるならこの家で暮らして良い」 「でも、おにいさんのめいわくじゃない?」 まさかゆっくりが人間を気遣うとは思わなかったな… 「おにいさん?」 「そうだな、お前が約束を守んなかったら迷惑だが守れるんなら迷惑だなんて俺は思わんぞ」 「ほんとうかい?」 「ああ。ただ、お前が暮らしたくないなら無理強いはしない」 「ううん、あたいはむれじゃあきらわれてるから、おにいさんがゆるしてくれるんならあたいはここにいたいよ!!」 「じゃあ、今日からここはお前の家だ。これからよろしくな」 「うん!! よろしくね!!」 こうして、我が家に一匹のゆっくりが住む事になった。 最初の内は虫を食べようとして野菜を踏んだり雑草と間違えて食べようとしたものの、これはゆめーりんが根気よく世話する内に覚えてくれた。 それどころか、今では道具を運んでくれたりもする。 頭の上に物を載せる為に必然的に軽いものしか運べなかったが、こまちの提案で小さな荷車を作ってやる事でそこそこ重たいものを運べるようになった。 少し大きめの箱に車輪を付けて、こまちの頭(体)にバンドで固定させたお粗末な物だがこまちは気に入ってくれた。 時々その箱にメモとお金を入れて買い物を頼んだりもしている。 ただ、途中で昼寝をして帰ってこないこともあるが… こまちがこの家で暮らしてから早くも一月が流れた。 今日もいつものように俺とこまちで畑に向かうと、何故か知らんが人だかりならぬ何十匹ものゆっくりだかりができていた。 最初は野菜を狙いにきたのか…と思ったものの、何故か畑の中に入らず外にいる。 益々不可解である。 ゆっくりが人間の畑に来る時は決まって食べ物である野菜を盗む時だけだ。 それ以外は人間が恐ろしい生き物と知っている普通のゆっくりは近づこうとしないはずである。 稀に身の程知らずノのゆっくりがいるが、あれだけの集団でいるにも関わらず全員が馬鹿なゆっくりとは考え難い。 訝しみながら近づくと、その場にいたゆっくりの目が全てこちらに向けられた。 そして、1匹だけの体付き声をあげた。 「みんなでばかににんげんからこまちをとりかえすんだぞ~!!」 「「「「「「「「「「「お~~!!」」」」」」」」」」 はい? 1匹の号令によって、一斉にこちらへ跳ねてくるゆっくり達。取り返すってなんだ? とりあえず俺の脚の後ろに隠れていたこまちを持ち上げて顔の前へ持ってくる。 「お前群れの皆に嫌われてたんじゃないの? 思い切り助けようとしてるみたいなんだけど?」 こまちの目を見据えて聞く。 足元では他のゆっくりが「こまちさまをはなせ~」とか言いながら体当たりをしてくるが気にしない。そんな痛くないしね。 「あ、あのね…」 目に涙を浮かべながら、こまちは必死に言葉を選んでいる。 「正直に話せば怒らないからな、ゆっくり話せよ」 「う、うん!! あたいね、ほんとうはあのむれのおさにつかまってだいじにされてたの… その、なんでかしらないけどひとめぼれなんだって…」 こまちの言う群れの長とはあの体付きだろう。 一時期加工場で新商品として売り出された鶯餡ゆっくり、ゆっくりえーきだ。 今も木端を右手に「にんげんはひるんでるぞ~ そのちょうしだぞ~」と騒いでいる。 「それで?」 「う、うそじゃないよ!! ほんとうにつかまってたんだよ!!」 「信じてないわけじゃない。ただ、それが本当なら良いんじゃないか? 餌とかその長がくれるんだろ?」 「そうだけど… やっぱりあたいのしょうにあわないもん… あたいはいまみたく、おにいさんのところにいたいもん…・」 「そうか…」 「うん!!」 「なら、なんとかしてやるよ」 「ほんとう!?」 「ああ、お前は俺の家の大事な居候だしな。お前がいなくなったらあいつのめーりんも寂しがるし」 とりあえず足元にいるゆっくり共を踏みながらゆっくりえーきの元へ向かう。 何匹ものゆっくりが「ゆぎゃあああああああああああああ!!!!」だの悲鳴をあげて潰れていく。だが関係ない。 俺の通った後には大量の潰れた饅頭が残り、やっとゆっくりえーきの前に行くことができた。 えーき自信はこまちしか目に入っていないのか、「さっさとかえすんだぞ!!」と騒いでいる。 自分の下に集まったゆっくり達よりもこまち優先か… 「おい、いい加減にしろ」 右手でえーきの頬を抓りあげながら俺は話す。 「いいか? お前の我侭でもう何匹のゆっくりが死んでんだ。こいつはもう諦めてさっさと森に帰れ」 「いひゃいんだぞ!! しゃっしゃとひゃなすんだぞ!!」 木端で頬を抓っている右手を叩きながらえーきは言う。諦める気はないのか? 「どうすんだ? 俺はここにいるゆっくりを全部潰す事だってできなくはない。それでも諦めないのか?」 「きょまちのためならこいちゅらなんてきゃんけにゃいんだぞ!!」 「本当に全員潰すぞ?」 「ちゅぶしたかったらちゅぶせばいいぞ!!だきゃらきょまちをはなしゅんだぞ!!」 「そっか、ならいいさ」 抓っている右手に力を込め、えーきの頬を一気に引っ張る。 『ぶちっ!!』という音と共に、引き千切られた頬から緑色の鶯餡がこぼれ出した。 「い、いたいぞおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「自業自得だ、馬鹿饅頭」 「も、もうおこったんだぞ!! さっさとこのにんげんをつぶすんだぞ!!」 えーきは泣きながら周囲にいる自分の連れてきたゆっくり達に命令する。 だが、俺の方へくるゆっくりは一匹もいない。それどころか、徐々にえーきを囲んでいる。 「なにをしてるんだぞ!! さっさとあのばかにんげんをたおすんだぞ!!」 「うるさい!! おまえのせいでいっぱいみんなしんじゃったんだ!!」 えーきに対して一匹のゆっくりが体当たりを仕掛けた。 「ひ、ひどいぞ!! さっさということをきくんだぞ!!」 「もうおまえのいうことをきくゆっくりなんかいない!!」 徐々に、徐々にえーきに対して体当たりを仕掛けるゆっくりが増えていく。 頬を引き千切られたえーきはその痛みで何もできず、何もできずに体当たりを喰らい続けた。 ゆっくり達の逆襲である。 体付きやでかいゆっくりが群れの長をやっている場合、大抵の群れは長による恐怖政治であるパターンが多い。 無理やり餌を献上させられ、それに逆らえば殺されてしまう。 きっとこまちができた贅沢な暮らしも、多くのゆっくりの献上品のお陰だ。だから、こまちが群れの皆から嫌われていたのもあながち間違いではない。 そして、こまちを連れ戻しに俺の所へ来た結果怪我を負い、多くのゆっくりからの復讐が今始まったのだ。 何十匹から潰されて、もうゆっくりえーきだと証明できるものは何もないだろう。 ゆっくり達も気が済んだら帰るだろうし、後は放っておいて構わないだろう。 残骸の餡子は虫が何とかしてくれる。例え虫が集まっても、それはこいつとめーりんのご飯だ。問題ない。 最後に、俺はこまちに声を掛けた。 「お前はさ、本当にここにいたいのか?」 頭の上に乗っかっているこまちから返事が届く。 「あたいは、おにいさんがゆるしてくれるまでここにいるよ… おにいさんがいなかったら、あたいはすぐにもとのばしょにもどってたから…」 それを聞いて俺は安心した。こいつと話をするのは楽しいし、俺はこいつを気に入っているのだ。 「じゃ、好きなだけいろや。俺はお前を追い出すつもりなんかないんだから」 「あたいもおにいさんのそばからはなれるつもりはないよ」 そう言ったこまちは頭の上から跳ねて地面に着地し、振り返った顔は満面の笑みだった。 終 ここまで読んでいただき本当にありがとうございます!! 今回書いた切欠は、畑でめーりん預かってる友人を登場させて別のゆっくりも出したい。 そんな些細な切欠です。 ちなみにえーきの中身はゆっくりいじめ系251 252 ゆっくりえーきの生涯 を参考に鶯餡にしました。 ゆっくりこまちの中身は…勝手なイメージで桜餡かな? あ、感想フォームでゆっくりこうりんカッケエエエ!!と書いてくれた方、本当にありがとうございます。 こうりんときめぇ丸で…とありましたが、こうりんの舞台はゆっくりの住む自然できめぇ丸の舞台は人里なので自分の中では絡ませるのはちょっと厳しいです。 本当にすいません。 スレに感想書いてくれる方も本当にありがとうございます!! GJって書かれているのを見ると本当に励みになります。本当に感謝です!! 最後に、こんな駄文を最後まで読んでくださり真に感謝です!! 書いた作品 書いた作品 ゆっくりいじめ系352 虐められるゆっくり ゆっくりいじめ系382 ある馬鹿なゆっくりの話 ゆっくりいじめ系394 きめぇ丸 ゆっくりいじめ系421 めーりんとこうりん ゆっくりいじめ系488 ゆっくり飼ってます ゆっくりいじめ系497 携帯でチマチマ書いてみた ゆっくりいじめ系571 みんなで食べよう ゆっくりいじめ系572 きめぇ丸その後 幽香×ゆっくり系9 ある馬鹿なゆっくりの話2 ゆっくりいじめ小ネタ125 虫眼鏡 ゆっくりいじめ小ネタ128 ゆっくりが大好きだ!! ゆっくりいじめ小ネタ140 ガラス このSSに感想を付ける
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※現代設定注意 作者:名も無き埴輪 「ここいらは都心に近い割に比較的静かなんで暮らしやすいと思いますよ。」 「はぁ……」 「こちらが部屋の鍵となります。今後とも良いお付き合いをしたいですね。」 「ええ、はい……」 気の抜けた返事を管理人さんに返しながら俺は今日から自分の住居となるアパートを見上げていた。 築40年は経ってそうな古いアパート。風呂なし・トイレは共同の四畳半の部屋。 一応キッチンはあるものの流しとカセットコンロが置かれてるだけだ。 後から無理に流し部分を取り付けたのか半ば押入れに食い込んでいて、押入れはもう半分しかその機能を果たしていない。 水道管も無理やり引っ張ってきたようで剥きだしになっている。 「最後に入居者さんが出て行ったのはいつだったかねぇ。 ここ最近は全く入居したいって人がいなかったから取り壊そうかとも思ってたんだよ。」 「そうですか……」 「ああ、心配しなくてもいいよ! 住んでくれる人がいる限り取り壊したりなんてしないから!!」 「ありがとうございます……」 俺がこんな古アパートに住む羽目なったのは趣味が災いしたせいだ。 地元では実家の周りが田んぼや自然に囲まれてるおかげかゆっくりがたくさん生息していた。 自然の中でだけ生息していればこちらもわざわざ手出しはしないのに 人家に近づいて庭などを荒らすゆっくりが多発した。 市の方でもいくつか対策は立ててくれたもののゆっくりの余りの多さに手が追いつかない状態だった。 そうなると住民たちは自分たちで対策を立てることになるのだが 俺はゆっくりを追い払ったりしている内にじっくりといたぶり 痛めつけることに快感を感じるようになっていた。 人目に付かないように気をつけてはいたものの一度虐待しているところを 目撃されてしまってからは流石田舎だけあって噂はまたたくまに広がった。 「こんな異常者が近くにいては白い目で見られる」という理由で俺は実家を追い出された。 アルバイトもせずにだらだらと過ごしていた俺には当然貯金などあるわけもないが 親からわずかばかりの金を渡されたのでせっかくだからと上京してきた。 不動産屋さんからこのアパートまでの道中にもゆっくりを見かけたが 俺の地元に住んでるゆっくりとは違い、住民たちにもある程度受け入れられているようだった。 気になって管理人さんに聞いてみたがここら辺に住むゆっくりは皆愛想が良く ゴミ荒らしなどもしないため住民たちが餌を与えたりしているらしい。 俺の地元に住んでたゆっくりなんか人間を見かけようものなら 汚らしい言葉で罵り、餌の要求をしたりしたものだが流石都会だなぁ。 住んでるゆっくりまで華やかなようだ。 これからの生活を脳裏に思い浮かべながら、俺は管理人さんに別れを告げて部屋へと入っていった。 夜。 荷物が届くのは明日以降なため、使い慣れた布団と枕が無いせいで俺はなかなか眠りにつけないでいた。 何度も寝返りを打っているとアパートの裏手から何やら声が聞こえてきた。 「ゆっふっふ。きょうもにんげんさんたちからいっぱいごはんがもらえたね!」 「ゆっくりできないにんげんさんでもれいむたちにごはんをわたしてるおかげでゆっくりできてるね!」 「ゆゆん! いなかもののにんげんさんにもすこしはとかいはなところがあるようね!!」 俺はゆっくりたちの台詞を聞いて愕然とした。 昼間はあんなに愛想を振り撒いていたのに、その裏では人間を見下していたというのだ。 これでは地元にいたゆっくりたちと何も変わらないじゃないか。 何かに裏切られたような感じに包まれた俺は裏手に面した窓を開け放って一喝した。 「おらぁ! クソ饅頭どもうっせぇぞ!!」 『ゆゆっ!?』 電気を消していたので人がいるとは思わなかったのかゆっくりどもは 何十センチか地面から飛び跳ねてから壊れたロボットのようにギギギとこちらに振り向いてきた。 「にんげんさん、びっくりさせないでね! れいむたちをゆっくりさせてね!!」 「何今更取り繕ってんだよ! てめぇらが人間様を見下してるクソ饅頭だってことはとっくに分かってんだよ!!」 俺が怒鳴りつけるとゆっくりたちは押し黙った。 これで静かに眠れると思って窓を閉めようとした瞬間、俺の耳にゆっくりの言葉が聞こえてきた。 「ゆふ~ん、ばれちゃったみたいだね」 「……?」 ゆっくりらしかぬその落ち着いた物言いに疑念を抱いた俺は再びゆっくりたちに視線を向けて驚いた。 数匹いたゆっくりたち全部が小憎たらしい顔でこちらを眺めていたのだ。 「それでおじさんはどうするの? ほかのにんげんさんたちにれいむたちのことをおしえる?」 「おじさんのいうことしんじるにんげんさんなんていないよ。 ほかのにんげんさんはみんなまりさたちのどれいだよ。」 「はぁ? お前ら何言って……」 そこまで言いかけて俺は気づいた。 昼間の住民たちのあのゆっくりの可愛がりよう。 なるほど。調子に乗りやすいゆっくりらしい。 人間が自分たちを可愛がるのは自分たちが優位に立ってるからだと思っているようだ。 「ゆふふ。気づいたみたいね。ほかのにんげんさんたちはありすたちのみりょくにめろめろなのよ!」 それならこっちにも手がある。 俺はゆっくりたちに視線を固定したまま、腰をかがめて足元に置いていた充電中の携帯を拾い上げた。 手探りで携帯に内臓されているボイスレコーダーの機能をONにする。 最近の携帯は便利なものでSDカードさえ挿していれば長時間の録音も可能なのだ。 俺はこのゆっくりどもの本性を録音し、他の住民たちにそれを教えてやろうと企んだ。 「おい、クソ饅頭ども……」 くっくっく。明日から吠え面をかくゆっくりどもの姿が眼に浮かぶようだぜ。 あの後俺は適当にゆっくりどもを挑発し、汚い言葉でこちらを罵る音声を録音した。 そして次の日に早速、前日の昼間にゆっくりたちが住民に可愛がられていた場所へと向かった。 もしかして毎日場所を変えたりしてるのじゃないかと心配したが どうやらそこは定位置らしくちゃんとゆっくりたちが現れた。 こちらに“ちら”と目を向けてきたもののすぐに興味を失ったようで 通りがかる登校中の子供に愛想を振舞っていた。 俺はと言うとあのゆっくりたちの本性を録音した音声を聞かせようと 子供たちに近づこうとしたら低学年の子の付き添いに来ていた親御さんに 不審者でも見るような目を向けられてそそくさと逃げられてしまった。 話には聞いていたけど都会の人たちはなんて冷たいんだ。 通学の時間帯が過ぎ、暇を持て余した専業主婦らしき人たちが ゆっくりたちを囲んで井戸端会議をしていた。 時折、ゆっくりたちを可愛がったり持っていたお菓子などを与えていた。 今度こそゆっくりたちの本性を聞かせようと奥様たちに近づいたが 今度は俺の話が聞いてもらえないばかりか根掘り葉掘り質問してきて 仕舞いには「若い男っていいわね。どう? お姉さんと火遊びしてみない?」 などとモーションを掛けられる始末だった。 これが20代の若奥様だったりしたら願ったり叶ったりだったのだが 悲しいかな、その場にいたのは40代、50代のマダムばかりだった。 愛想笑いで何とかモーションを断っていると今日は半ドンだったのか子供たちが学校から帰ってきていた。 しかし、音声を聞かせようとしても朝と同じように不審者を見るような目で 低学年の子の親御さんに連れられ、逃げられてしまった。 何度かそのようなやり取りを繰り返した後。 何とかマダムたちに録音した音声を聞かせることに成功はしたのだが…… 「れいむたちはそんなきたないことばつかわないよ!」 「きっとべつのゆっくりのこえだよ!」 「そういえばそんな気もするわねぇ……」 「ゆっくりの声なんてどれも似たようなものだものねぇ……」 「そんな! よく聞いてみてくださいよ! 絶対こいつらの声で間違いないんですから!!」 「そんなこと言われてもねぇ……」 さっきまであんなに熱烈なモーションをかけてきていたマダムたちも ゆっくりどもの言い訳をすっかり信じてしまい俺の秘策はあえなく敗れた。 今までの可愛らしいゆっくりたちのイメージはなかなか壊れないようだ。 俺はアパートの部屋で打ちひしがれていた。 ゆっくりたちの本性を住民たちに知らしめることができなかったからだけでなく 引越し屋さんの方で何やらトラブルがあったらしく荷物が届かずに 2日連続で畳の上に直に寝ることを余儀なくされたからだ。 なかなか寝付けずに何回も寝返りを打っていると裏手の方から 窓に何かがこつこつと当たる音が聞こえてきた。 「何だ?」 疑問を声に出しながらも俺はそれが何なのか知っていた。 実家にいた頃はよく聞いた音だ。 「ゆゆっ! ようやくでてきたね! ゆっくりしすぎだよ!!」 「やっぱりお前らか。」 窓の外には案の定ゆっくりどもがいた。 口に小石を銜えて窓に向かって飛ばしていたようだ。 「何の用だ?」 「ばかなにんげんさんはばかなにんげんさんなりに あたまをつかったみたいだけどむだだよ!」 「ほかのにんげんさんはまりさたちのどれいだってことが きょうのことでよくわかったでしょ?」 「これにこりたらあなたもありすたちのどれいにしてあげないこともないわよ?」 「ありすはあいかわらず“つんでれ”さんだね!」 「べ、べつにありすは“つんでれ”なんかじゃないんだからね!」 「あー、黙れ黙れ。うっさい。」 ゆっくりどもの間で胸糞悪い会話をし始めたので俺は制止した。 「めんどくさいからお前らもう俺に関わるな。 俺もお前らに関わらないようにするから。」 「ゆゆ~ん! とうとうおじさんもかんねんしたみたいだね!!」 「ふん! どれいのぶんざいでまりさたちにさからわないでよね!!」 (ぷっ) (かつん) 「いでっ!?」 まりさが言葉とともに口に銜えて飛ばしてきた石が俺に当たった。 所詮ゆっくりの力なので言うほど痛くはなかったものの 頭にカッと血が上った俺は足元に落ちたその石を全速力でゆっくりどもに向かって投げ返した。 「ゆびぃ!?」 「ま、まりざぁぁぁ!!」 「おべべが……おべべがみえないよぉぉぉぉぉ!?」 「まりざ、ゆっぐりじでぇぇぇ!!」 どうやら投げ返した石はちょうどまりさの目にクリーンヒットしたらしい。 どこかすっとした俺は晴れ晴れとした気持ちで窓を閉めて畳に寝っ転がった。 外からは依然ゆっくりどもの叫び声が聞こえていたが 地元にいたことに聞き慣れていたため、俺はゆっくりと夢の中へと意識を沈めていった。 翌日。 バイトを探すためにバイト情報誌を近くのコンビにまで取りに行った俺は 自分が周りから奇妙な目で見られていることに気が付いた。 この目の感じはよく覚えてる。 地元にいた頃に虐待趣味が周りにバレたときの目と瓜二つだ。 嫌な感じがしてあのゆっくりどもの定位置となってるらしい場所へと 向かった俺は予想通りの光景を目の当たりにして眩暈がした。 昨日偶然石を目にぶつけたまりさと他のゆっくりたちがこぞって まりさをこんな目に遭わせた酷い人間さんのことを訴えていた。 「れいむたちはおうたのれんしゅうしてただけなのに あのにんげんさんはいきなりあらわれてまりさにいしをぶつけてきたんだよ!」 「れいむ、いいんだよ。きっときづかなかっただけでまりさがわるいことしちゃっただけなんだよ。」 「まりさ……」 嫌らしいのは俺が一方的に悪者みたいに話を捏造していることもだが 被害者であるはずのまりさが自分に非があったんだと訴えていることだ。 あのゆっくりたちは人に同情させる術をよく心得ていやがる。 「あ! いしをぶつけたおにいさんだ!」 憎々しげにゆっくりどもを眺めていたらそのうちの一匹がこちらに気づいてしまった。 「おにいさんごめんね。まりさがわるかったんだよね。ごめんね。」 隻眼となったまりさがこちらに謝罪の言葉を投げかけてくるが 周りにいた人たちは俺を犯罪者を見るような目で見ている。 その視線に耐え切れなくなった俺はこそこそとその場を離れるしかなかった。 「くっそー、あのクソ饅頭どもめ……!」 やっと届いた家財道具に囲まれて俺は部屋でひとり不満を顕わにしていた。 「なんとかしてこの鬱憤を晴らしたいな……あ」 思い出した。家財道具が届いたってことは“あれ”もどこかに入ってるはずだ。 ダンボールを片っ端から開け放って“それ”を見つけたときに奴らの声が聞こえた。 「ゆっふふ~ん。うまくいったね!」 「おめめはみえなくなったけどにんげんさんたちにいっぱいあまあまもらえたよ!」 「ゆん! わざとけがしてもっとあまあまもらおうよ!!」 「ゆゆ~ん……でもいたいいたいはいやだよ」 どうやらまた悪巧みをしているようだ。 しかしお前らの命運もここまでだ! 「やあ、れいむたち。今まではごめんね。お詫びにたくさんお菓子持ってきたよ。」 「ゆっ! おじさん何しに来たの!?」 流石に警戒されているようだ。あまあまと聞いても警戒を緩めない。 だが所詮はゆっくりよ。 「おじさんが愚かだったよ。おじさんなんかじゃれいむたちには 全然敵わないよ。奴隷になるから許してくれないかな?」 「ゆゆっ! よーやくかんねんしたみたいだね!!」 「あまあまちょーだいね!」 「ああ、当然さ。」 お菓子を地面にばら撒く。 途端にゆっくりどもはお菓子に群がってわき目も振らずに貪っている。 『むーしゃむーしゃ……しあわせー!』 「さてと、と……」 (かぽん) 「ゆ? あまあまさん、ゆっくりしていってね?」 外側の方にいるゆっくりに虐待お兄さん御用達の透明ケースを被せて捕獲する。 ゆっくりはお菓子の方が離れて行ってるように見えたようだ。 他のゆっくりたちはお菓子に夢中でこちらの行動には全く気づかない。 俺はこの調子で全部のゆっくりを透明ケースに捕獲した。 数週間後。 ここらでは名物だったゆっくりは姿を消した。 最初は住民たちもゆっくりの行方を心配していたが 今までゆっくりがいた場所に猫が居つくようになると 住民たちの興味はそっくりそちらへと移った。 所詮ゆっくりたちの価値などその程度だったということだろう。 俺に向けられていた白い目も地域の奉仕活動などに 積極的に参加することでだんだんと緩和されていった。 その日もようやく見つけたアルバイトから帰ってきた 俺は部屋に待つ愛しの彼女たちに出迎えてもらう。 がたがたと揺れるケースたちを目の前にして俺はゆっくりと笑みを浮かべた。 今までの収録作品 ゆっくりいじめ系1773 実験 ゆっくりいじめ系2044 かくれんぼ ゆっくりいじめ系2141 ゆンプリンティング ゆっくりいじめ小ネタ378 ゆっくりスパーク 未収録作品 fuku4831 “とかいは”じゃないありす このSSに感想をつける
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このページには、ゆっくりいじめ系501~750まで一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 500以前および751以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 ゆっくりいじめ系501 お兄さんの歪んだ愛_1虐無 ゆっくりいじめ系502 お兄さんの歪んだ愛_2制無 ゆっくりいじめ系503 ゆっくり家族と恐怖映像_1虐無 ゆっくりいじめ系504 ゆっくり家族と恐怖映像_2虐無 ゆっくりいじめ系505 公園でゆっくり虐家無 ゆっくりいじめ系506 ゆっくりと扇風機そ家無外 ゆっくりいじめ系507 原点回帰っぽい後編を目指したらわけ分かんなくなったそ捕無 ゆっくりいじめ系508 おれまりさの逆襲そ無 ゆっくりいじめ系509 紅い弾丸そ無 「ゆっくりいじめ系510 ゆふらんいじめは作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系511 ゆっくり焼き土下座(後)_01制 ゆっくりいじめ系512 ゆっくり焼き土下座(後)_02制 ゆっくりいじめ系513 ゆさくや1そ性家共捕無 「ゆっくりいじめ系514 みんなのゆるフ3は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系515 強姦まりさの敗北制性無 ゆっくりいじめ系516 れいむのお味虐無 ゆっくりいじめ系518 盲目の子れいむ ゆっくりいじめ系519 ゆっくりBOMB制家機無 ゆっくりいじめ系520 ゆっくり移植虐 「ゆっくりいじめ系521 みんなのゆるフ4は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系522 ゆっくりめーりんの話虐無 ゆっくりいじめ系523 ゆっくりしすぎた逆転裁判_1 ゆっくりいじめ系524 ゆっくりしすぎた逆転裁判_2 ゆっくりいじめ系525 ゆさくや2_1そ ゆっくりいじめ系526 ゆさくや2_2虐 ゆっくりいじめ系527 ゆっくり腹話術(後) 作者により削除されました ゆっくりいじめ系529 ゆっくりみだら6 ゆっくりいじめ系530 ゆっくりぺにぺに制 ゆっくりいじめ系531 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「おじざん!れいむのあかちゃんたちをたずげでぇぇ!!」 「おねがいじまずぅぅぅ!!」 道を歩いていると前かられいむ種とまりさ種の二匹がやってきた 「どうしたんだい?」 「れいむのあかちゃんたちがあなにおちちゃったの゛ぉぉ!!」 「まりさたぢじゃあかちゃんだぢたすけられないのぉぉぉ!!」 「わかったわかった、どこにいるんだあかちゃんたちは?」 「ゆっ!こっちだよ!ついてきてね!」 ぴょんぴょん跳ねるゆっくりについて行くとどこからか騒ぐ声が聞こえた 「ここだよ!れいむのあかちゃんたちこのあみのあなにおちちゃったのぉぉ!!」 「まりさたちじゃあながちいさくてたすけてあげられないの!だからおじさんたすけてあげてね!!」 見るとグレーチングとかいう網状の溝蓋の下に多数の赤ちゃんゆっくりが集まって助けを求めていた 「おかーざーん!はやくれいむだぢをだずげでね!!」 「くらくてこわい゛ぃぃぃ!!!」 「こんなところじゃゆっくちできないよぉ!!」 「ここつめたいよぉ!さむいぃぃ!!」 側溝にはまったく水は流れていないがコンクリートでできているから冷たいのだろうな しかしなんでこんなところに… 親を先頭に仲良く並んで歩いていてボトボト落ちたってところだろうか 「お~、可哀想だなぁ、よし、おじさんが助けてあげよう」 「ありがとうおじさん!ゆっくりたすけてあげてね!!」 「でも助けてあげるには道具が必要なんだよ!ここでゆっくり待っててね!」 「ゆっ、わかったよ!ゆっくりまってるからさっさとどうぐをもってきてね!!」 そう言って一旦ゆっくりたちと別れ家に戻った まぁ、もちろん普通に助けてあげるわけじゃないわけだが 小一時間ほど待たせられていたゆっくりたちは戻ってきた俺を罵ってきた 「おじさんゆっくりしすぎだよ!!」 「まりさのあかちゃんたちはさむいおもいをしてたんだよ!ゆっくりあやまってね!!」 「はっはっはっ、悪かったねぇ~おじさん道具を探してたらこんなに遅くなっちゃったよ!」 寒い思いねぇ、赤ちゃんゆっくりの真上に居ただけの癖に何を言ってるんだか 「じゃぁ今から助けてあげるね!」 「さっさとしてね!」 「あかちゃんたちいまからたすけるからね!ゆっくりまっててね!」 しかし俺は動かない 「…ゆっ?おじさんどうしたの?はやくたすけてあげてね!」 「ゆっくりしてちゃだめだよおじさん!」 「まぁゆっくり待ってなさい、待ってれば赤ちゃんたちは助かるからね」 「ゆぅ…ほんとに?」 「ああ」 「ゆぅーっ!!ああああ!!」 「どうしたのれいむのあかちゃん!ゆっくりおしえてね!!」 「おみじゅがながれてきたよぉ゛!!おみじゅごわいぃぃぃ!!」 「れいみゅたぢとげじゃうぅぅ!ゆっくちできなぃぃ!!」 「「ゆっ!どうじで!?」」 そうこうしているうちに水の量はどんどん多くなる 「ゆぅー!!どけじゃうよぉぉ!!」 「ちにたくないよぉ!」 「まだまりちゃぜんぜんゆっくちしてないのにぃぃ!!」 「お、おじさん!はやくたすけてあげてよ!まりさのあかちゃんたちしんじゃうよぉ!!」 「おじさんゆっくりしてないではやくたすけでええ!!」 「まぁまぁ、ゆっくり見てなさい」 俺は親ゆっくり二匹を掴み赤ちゃんゆっくりがよく見えるようにグレーチングに押し付けた 「ゆぅぅぅ!!なにするのおじさん!!ゆっくりはなして!!」 「こんなことしないではやくあかちゃんたすけてよぉぉ!!」 「ゆっくり見てろ」 さらに多くなる水量、とうとう流される赤ちゃんゆっくりも出てきた 「おかーじゃんたちけてぇぇ!!!」 「ゆっくちながされるよぉぉぉ!!!」 「まだちにたくないぃぃ!!!」 「ゆっくちしたけっかがこれだよぉぉぉ!!!」 「とけてりゅ!れいみゅのからだゆっくりとけてりゅよぉぉ!!」 「れいみゅはながされてもいいかりゃまりちゃはたちゅけてえぇぇ!!!」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 「れいむのあかちゃんがぁぁぁ!!」 そして赤ちゃんたちは見えなくなった 全て水に押し流されたのだ 「どうじで…どうじでれいむのあがちゃんが…」 「あ゛あ゛あ゛…」 親二匹は茫然自失の状態だ そこに俺は声を放つ 「いや~みんな流れちゃったね!みんな今頃あの世でゆっくりしてるよ!よかったね!」 「ゆ゛ゆああああああ!!ぜんぜんよぐないよおお!!」 「おじさんのせいでこうなったんでしょ!?おじさんがはやくたすけてればあがちゃんたちはしななかったのにぃ!!」 「いや違うよ、おじさんが赤ちゃんたちを助けてあげたんだよ!」 「ゆ!どういうごどぉ!!」 からくりを教えるため二匹を再び掴み上げる 道を少し歩いたところにバッテリーで動く小型のポンプが置いてあった もちろん先ほど俺が設置したものである これで側溝に水を流していたのだ ちなみに水は傍にあった農業用の水路から少し借りた ここの農家の人すまん 「ここからおじさんが水を流していたんだよ!」 「ど、どうじでえええ!!どうじでごんなごとずるのぉぉ!!」 「おじさんのせいでまりさのあかちゃんたちはしんだんだぁ!!ゆっくりしねぇぇぇ!!」 「やれやれ、せっかくおじさんが赤ちゃんたちを殺して楽にしてあげたのにひどいなぁ」 「ゆっぐりしね!しねええええ!!」 「れいむのあかじゃんをよくもごろじだなぁぁ!!」 手で掴まれた二匹はじたばたと暴れるが何の効果も無い まあいい、そろそろ本題に移るか 「ところでおまえたち、以前ここら辺の畑を荒らしていたゆっくりだろう?」 「ゆ゛っ!?」 「ななななんのことぉぉ!!??まりさはそんなことしてないよ!??」 「知らない振りしても無駄だぞ、れいむのリボンの傷、まりさの帽子の穴、特徴が一致してるからな」 棒で叩かれたときにできたリボンの傷 逃げた時に矢が刺さってできた帽子の穴 ここら辺で頻繁に畑荒らしをしているゆっくりの特徴だそうだ 明確な証拠である 「最近畑荒らしが途絶えたと思ったら子供作ってたのか」 「し、しらないよぉぉ!!れいむたちはたけなんていったことないよおお!!」 「そうだよ!!まりさたちはわるいことしてないよぉ!!」 「うるさい、悪いことをした挙句に嘘をつくようなゆっくりは加工場行きだ」 「か、かこうじょうはいや゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「かこうじょうはゆっくりできないよ゛お゛お゛!!いぎだぐない゛い゛い゛い゛!!」 二匹を先ほど道具と一緒に持ってきた籠に入れポンプを回収して加工場へと向かった 「れいむがこどもだぢもづれでいぐなんでいわなげればよがったのにぃぃ!!!」 「だっでこどもだちだげおうぢにおいでいげないでじょぉぉ!!!」 「れいむのせいだよ゛!!かこうじょうにつれていかれるのはれいむのぜいだよぉぉ!!!」 「まりざひどいよぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!」 おお、醜い醜い まあ何も言わずにこれを見てくれ↓ ttp //uproda.2ch-library.com/src/lib045598.jpg うん、これをゆっくりに置き換えてみたかっただけなんだ すまない いじめ内容もオチもかなり適当だねこれ っていうか画像のカモさん(´・ω・)カワイソス このSSに感想を付ける
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屠殺 5KB 屠殺 広大な牧草地のど真ん中に、ぽつんと小さなコンクリートの建物が立っている。 ここは全国でも数少ない、ゆっくり用の屠殺場。 ここでは毎日、数多くのゆっくり達が、人間の食料となるために、殺されていく。 連れてこられるのは、屠殺場の周りの牧草地でのびのびと育てられたゆっくり達。 天敵は一切存在しない。彼女達は、れみりゃの存在自体を知らない。 餌は早朝14時、昼15時、夕方16時、黄昏17時、夜18時、深夜19時のそれぞれに、芝生に水をまく機械の要領で、大量に、自動的に与えられる。 すっきりも自由に出来るし、怪我に繋がる尖った石や木の枝なども置いてない。 ゆるやかな丘の斜面には、ふた付きのプラスチック製の巣穴が沢山埋め込まれており、そこに住み着く。 雨が降ると、その巣穴を守る為に、丘の頂上から巨大な庇が伸び、水がふたの隙間から中に漏れないようにする。 まさに至れり尽くせりの、実にゆっくりとした生活を送ってきた。 だが、それも昨日までの事。 適度に育ち、でっぷりとバブルスライムのごとく太ったゆっくりは、まとめて檻に閉じ込められ、台車に乗せられ、屠殺場に運ばれる。 台車が何度も往復し、数百ものゆっくり達が、今日もここにやって来た。 「ぷくぅぅぅぅぅ!!!この箱さんぜんぜんゆっくりできないよ!おわびとしてあまーま持ってきてね!」 「せまいのぜ!まりささまにこんな仕打ちをするなんて、ここの人間はまったくきょういくがなってないのぜ!」 「きたなくてボロボロの檻ね!まったくいなかものにも程があるわ!」 様々な種類のゆっくり達が、口々に台車を引く人間に罵声を浴びせるが、屠殺場の扉を潜った瞬間、それが悲鳴に変わった。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!くさいぃぃぃぃぃ!!!」 「ゆっぐりでぎないよぉ!」 「じにだぐない!じにだぐない!まだぜんぜんゆっくりしてないよぉ!」 「さっさとまりさをゆっくりぷれいすに帰すのぜぇぇぇぇぇ!!!」 屠殺場には、これまで死んでいった何千何万ものゆっくりの死臭で溢れていた。 人間にとってはただの餡子の匂いなのだが、彼女達にとっては、この世で一番ゆっくりできない臭いである。 台車を引いていた人間と、すでに屠殺場に待機していた職員達がその側までやって来た。 薄汚れた茶色いエプロンに、白いTシャツ、濃い青のジーンズに、黒い長靴という出で立ちである。 彼らは檻の扉を開けると、素早く全てのゆっくりにわっかを取り付けていった。 このわっかは、ゆっくりの頭頂部と底面の中央と通るように取り付けられる。底面に当たる部分には、大きなこぶが付いている。 職員達は、それぞれ両手に、わっかに繋がった鎖を十数本まとめて持ち、檻から引っ張り出した。 「いやだよぉ!じにだくないよぉ!ゆぐっ!」 「はなすのぜぇ!もうおうちにかえるのぜぇ!ゆべぇ!」 ゆっくり達が文句を言うが、悲鳴を上げて途切れてしまった。 何故なら、底部の中心をわっかのこぶが圧迫し、気道が塞がれたためである。 ゆっくりは謎が多い生物であるが、生物である以上、呼吸をしなくてはならない。 でっぷりと太った彼女達の底部を、こぶが圧迫する事で、舌を口内上部に接触させ、餡子に空気が入らないようにしているのである。 息が苦しいので、彼女達は、職員が引っ張る鎖について行かざるを得ない。 鎖をある程度引っ張ると、職員達は急に立ち止まった。 ゆっくり達は一息つく。 そこは、とても広い正方形の空間で、天井の高さは3.5m程。天井から小さな輪がぶら下がっており、その真下には、フックが取り付けられていた。 輪とフックは縦20セット×横20セットで、綺麗に格子状に並んでいる。 職員達は、入り口から一番遠いフックまでゆっくり達を引っ張ると、順番に鎖をかけていった。 天井の輪に鎖を通し、井戸の釣瓶の要領でゆっくりを一気に持ち上げると、床のフックに鎖を引っ掛けた。 「ゆぶぅ!」 彼女達は、くぐもった悲鳴を上げた。 職員達はこの作業を淡々と繰り返した。全てのゆっくりを吊るし終えると、広いスペースのほとんどが埋まってしまった。 「ゆぐぐ……ゆぐぅ……」 一番最後に吊るされた、ゆっくりれいむ。 水風船のように、でっぷりと太った体に、深々とわっかが食い込んでいた。 呼吸を確保しようと、身をよじるが、全く効果が無い。鎖と輪がこすれる金属音が鳴るだけである。 少しでも多くの酸素を吸おうとして、口が限界一杯まで開けられている。 「ゆぎゅ、ゆぐっ、ゆ゛っ」 一分程経つと、少しずつ、れいむの動きが弱くなってきた。 人間の場合、首を吊ると、十数秒程で意識を失い、十分程度で死亡すると言われている。 しかし、ゆっくりは自分の体重が人間ほど重くないからか、長くて十五分以上も意識を保っていると言われている。 そして、完全に死亡するのは、最長で四十分程であるとも言われる。 この屠殺場では、時間をそれより長めに取って、一時間吊るす。 彼女達は、一時間、苦しみに苦しみぬいて、その餡子は極上の甘さとなる。 十分経過。 たまに、一瞬大きく震えるが、それ以外は目立った動きをしなくなった。 大きく見開かれた目は、少しずつ濁っていく。 鎖が慣性に従って、ゆっくりと小さく揺れる。 二十分が経った。 突然、れいむがぐにゃぐにゃとうごめき始めた。無意識に動き出す、第二段階である。 体内の餡子が酸欠状態になったので、酸素を求めて激しく脈動しているのだ。 これによって声帯が何度も圧迫され、彼女は断続的に声を上げる。 「ゆ゛っ……ゆ゛っ……ゆ゛っ……」 そして三十分後。 脈動が終わり、また静かになっていたれいむだったが。 「ゆ゛ん!」 一度大きく震えると、目玉がぐるりと上を向いて白目となり、食い込んで二つに分かれた贅肉が、一際大きく垂れた。 全身の餡子が弛緩し、股間部に穴が開き、皮にせき止められていた水分が排出された。 そして、二度と動かなくなった。 この頃になると、部屋のあちこちで、彼女達の最期の声、生命が潰える瞬間の悲鳴の合唱が聞こえてくるようになる。 「ゆ゛え!」 「ぐゆ゛ん!」 「ゆぐぅ!」 「ぎゅ゛っ!」 「ゆ゛っ!」 「ゆがっ!」 大きく小さく、前後左右から声が響く。 鎖が軋む音、ゆっくりのもがく音、餡子がうごめく音、声帯が潰れて漏れる音、そして、最期の悲鳴。 職員達は、これらを聞きながら、休憩を楽しむのである。 普段私達が食べている餡子は、このような過程で作られているのである。 既存作 SS 妊娠過程、食葬、 ふたば系ゆっくりいじめ 7 浅瀬 ふたば系ゆっくりいじめ 8 鉄鍋 ふたば系ゆっくりいじめ 17 さとり ふたば系ゆっくりいじめ 19 賽の河原 ふたば系ゆっくりいじめ 24 れいむ死ね ふたば系ゆっくりいじめ 26 役立たず ふたば系ゆっくりいじめ 60 全自動すっきり阻止機 ふたば系ゆっくりいじめ 65 抗議 ふたば系ゆっくりいじめ 80 親離れ ふたば系ゆっくりいじめ 86 ドスの飾りは不名誉の証 ふたば系ゆっくりいじめ 115 DV ふたば系ゆっくりいじめ 158 虐待派不虐待日記 絵 ゆっくりSAW、ゆっくりサバイバー、10億分の1のゆっくり 自作SSの挿絵、各種一枚絵 作者:ゲームあき 食用犬の屠殺映像を参考にしました。 ゲームあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりか・・・たまには感謝して見るのもヒャッハー!ゆっくりは虐待ダァー!ウボァー! -- 2015-10-10 02 20 15 俺今饅頭食べているんだが…まさか!? -- 2013-02-23 18 24 09 あれ、でもゆっくりってそもそも息しないんじゃ・・・? -- 2012-07-02 11 15 28 やめてくれ!ぜんざいが食えんくなる! -- 2012-03-13 19 31 24 ヒャッハーww最高だぁぁぁwwwww 外敵がいなくて増長しまくったゲスゆっくりが死ぬのは最高だねぇ!!! -- 2011-12-27 04 57 58 絶景だな~~ -- 2011-11-17 14 51 01 喰いたくねぇ…ww 首吊りは悲惨な死に様だからしない方が良いな -- 2010-09-30 21 03 08 食欲失せる -- 2010-08-25 20 28 11
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※俺設定注意 ゆっくりいじめ小ネタ189 新製品 ゆっくりいじめ小ネタ453 新製品 その2 の設定を使わせていただいています。 暇で暇でしょうがないのでゆっくりを魔改造したいと思う。 いつぞや俺が買ってきた、ゆっくりのスペア用パーツ「おめめ」。 こいつで百々目鬼ゆっくりを作成したいと考えている。 用意するものは、例の「おめめ」20個(これは別に何個でも良い)、そこら辺で捕まえてきたゆっくり。 前回はれいむが頑張ってくれたので今回はまりさの出番にした。 「ゆゆっ!おじさん、ゆっくりしていってn」 誰がおじさんだこの大福が。 即効で麻酔用アルコールを突き刺し、眠らせる。 起こしていてもいいのだが、そうなると作業がめんどくさい。 まずはまりさの帽子を取る。 この帽子は特に利用価値は無いので捨てるなりなんなりしても構わない。 俺は後で実験に使用したいのでとっておく。 次に、髪の毛。 必要ならば全部剃ってしまおう。 確かゆっくりは髪の毛の有無よりも飾りで判別するはずだから・・・問題ないな。全て剃る。 まりさの髪を適当に坊主刈りにしてから、丁寧にかみそりで剃っていく。 あっという間にハゲ饅頭の出来上がりだ。 本饅は幸せそうに眠っているが、今起こしたら泣くわ喚くわでさぞ大変だろう。 今回の趣旨に逸れるので眠らせたままにしておく。 さて、ここからが本番だ。 どこでもいいからハゲまりさの皮に切れ込みを入れる。 「ゆうう・・・・・・ぅん・・・・・・」 ハゲまりさが唸っているが無視。 この程度では麻酔は切れない。 切れ込みを入れたらその中にスプーンを差し込み、ある程度餡子を取り除く。 ちょうど目を入れる眼窩をイメージすると良い。そんな感じにくりぬいていこう。 最後に適当な「おめめ」を切り口の中に押し込む。 オレンジジュースをかけても良いが、うっかりすると切り口が塞がってしまうので今回はパスだ。 自然治癒を待とう。 そんな調子でどんどん「おめめ」の移植を続けていく。 両目の間とか、後頭部とか、両頬とか、とにかく沢山だ。 結構「おめめ」は色のバリエーションが多いので楽しんで着けていける。 「おめめ」を使い切ったら完成だ。 ハゲまりさ・・・いや、百目まりさはその名の通り、ありとあらゆる場所に瞼らしきものがついている。 目玉が入ったことでその部分が目の機能を始めたのだ。何故か睫毛も生え始めている。 底部以外にびっしりと目がついたゆっくり。正直キモイ。 百目まりさが起きるまで時間を潰す。 とりあえず本でも読むか。 「ゆ・・・・・・ゆぅ・・・・・・」 お、丁度いいタイミングで目が覚めたようだ。 本を投げ捨て、まりさの傍に近寄る。 ゆっくりと、開かれていく沢山の瞼。 怖ぇ。 「ゆっくりしていってね!!!」 テンプレのごとき挨拶。まぁそれはどうでもいい。 百目まりさの顔を構成するのは口意外に、目と目と目と目と目と目と・・・・・・とにかく目だらけだ。 ここで取り出したるは先程取り外しておいたまりさのお帽子。 「ゆっ!!まりさのおぼうし!!かえしてね!!」 複数の目玉が一斉に帽子を見つめる。 試しに帽子を振る。つられて動く大量の視線。 自分で作っておきながらなんだが、もし夜とかに出会ったら卒倒する自信がある。 百目まりさがこちらに向かって跳ねてきた。 怖っ。 思わず百目まりさの後ろに回りこむ。 「ゆゆっ!!?まりさうしろがみえるよ!?なんで!?」 あ、そうだった。 こいつの後頭部にもびっしり目玉を移植したんだっけ。 ていうか今の今まで後ろ見えることに気付かなかったのかよ。 後ろどころか全方位見えるはずだぞ。 これ以上勝手に近寄られても怖いのでさっさと帽子を返すことにする。 百目まりさにむかって帽子を軽く投げる。地面へと落ちる帽子。 ぴょんぴょん跳ねて帽子を回収する百目まりさ。 「ゆっくり!!まりさのおぼうしさん、もどってきたよ!!!」 喜色満面とでもいうべきか。 にっこりと笑顔を作る百目まりさ。 ただ、全部の目が笑っているのでキモい事この上ない。 覚悟を決めてそっと近寄り、百目まりさを持ち上げる。 途端、複数の視線がこっちを向く。怖い。 「ゆぅ~おそらをとんでるみたい!!!」 能天気な百目まりさは放っておいて、じっくりと観察しよう。 うん、やはり全ての目はちゃんと機能しているな。 赤、青、黄、緑、黒。いろんな色の目玉がそれぞれ独立してギョロギョロ動いている。キモい。 どうせなので同じゆっくりにも見せてくるか。 百目まりさを抱え、適当に道を歩く。 こうしていればゆっくりに出会えるだろう。 「ゆっくり!!」 「ゆっくりしていってね!!」 「むきゅ!!」 もう出てきた。 れいむ、ありす、ぱちゅりーの三匹。 早速百目まりさを降ろしてみよう。どんな反応をするのやら。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆ?・・・ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりして・・・・・いってね?」 「むきゅ?・・・・・・まりさ?」 あれ、案外普通に挨拶してる。 もっとパニックを起こすものかと思ってたんだが。 飾りさえあれば何でもいいのかこいつら。 「まりさ、なんだかゆっくりできてないよ?」 「ゆぅ・・・・・・まりさがとかいはじゃないわ・・・・・」 「むきゅん・・・・・・なにかへんよ、まりさ・・・・・・」 「ゆっ!?まりさはゆっくりしてるよ!!へんなこといわないでね!!!」 流石に変だとは思うらしく、3匹は百目まりさに対して引き気味だ。 ゆっくりできないと言われ、怒る百目まりさ。いやお前、自分の姿自覚しろよ。 と、ここでネタばらし。百目まりさのお帽子を取り上げる。 「ゆっ、おじさん!まりさのおぼうしとら―――」 「「「ゆぎゃあああああああああ!!!ばげものおおおおおおおおおおお!!!!!」」」 百目まりさの声を遮るように、3匹の叫びが当たりに響く。 帽子取っただけでこれかよ。いい加減な審美眼してるなこいつら。 「ゆっ!?ばけもの!!?どこ!?どこにいるの!!?」 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ごっぢぎだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「お゛も゛に゛め゛がぎも゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 「むぎゅっ・・・・・・え゛れ゛え゛れ゛え゛れ゛・・・・・・」 化け物と聞いて3匹に近寄ろうとする百目まりさ。 そしてそんな百目まりさから逃げ出そうとするれいむとありす。 ぱちゅりーは白目剥きながら痙攣してクリーム吐いてる。こりゃ死んだな。 「ゆあああ!!おいてかないでね!!おいてかないでね!!」 「ぐっ、ぐるなああああぁぁぁぁ!!!!」 「ごわっ、ごわいいいいいいいいいい!!!!!」 「・・・・・・・・・・・・」 置いてかれまいと必死に2匹についていこうとする百目まりさ。 さらに逃げる2匹。鬼ごっこの始まりだった。 とりあえずぱちゅりーは黒ずみ始めた。誰にも気にかけてもらえてない。 「まってよおおおぉぉぉ・・・・・・れいむぅぅ・・・・・・ありすぅ・・・・・・」 「いやあああああぁぁぁ・・・・・・ごないでぇぇ・・・・・・」 「とがいはじゃ・・・・・・な゛いわぁ・・・・・・・」 そのまま草むらへと消えていく3匹。 特に止める必要も無かったのでそのまま見送ることにした。 しかし本当に誰もぱちゅりーの事に気付いてない。哀れな奴。 さて、百目まりさも居なくなってしまったし家に帰るか。 きっとあいつのことだ。何とか上手く生きていけるに違いない。 そういえば帽子を持ったままだったが、置いていったのだし要らないんだろう。 俺は百目まりさの帽子をびりびりに破いてから意気揚々と家路についた。 非常にどうでもいいことだがそれから数日の間、この町に妖怪が出るという噂がまことしやかに流れた。 なんでもその妖怪は全身に目が付いた生首だとか。 どう聞いても百目まりさの事です本当にありがとうございました。 おわり ――――― 書き溜めです。 そういえば書いてないなと思い適当に仕上げた。 構想3秒、執筆期間30分、推敲0秒。適当は良くないね。 このSSに感想をつける